【必見】獣医学部(Vet)のCBT・OSCEの概要と模試の感想!

 

こんにちは!そーまです。今回は2018年から始まる新制度、

獣医学部の CBT と OSCE についてお話します。

 

vet CBT と OSCE の背景

 

例えば、車の免許を持っていない人が公道で運転するのは違法です。ですが、実際に道路で走らないと運転はうまくなりません。

どうすればよいでしょうか?そこで考えられたのが「仮免許制度」です。

仮免許を持っていると教官が一緒にいれば公道で走ることができます。 獣医学部 の CBT や OSCE はこの

「獣医の仮免許」を取得するための試験です。医学、薬学、歯学の分野ではすでに行われている制度で、

CBTが車の免許でいう第一段階の学科試験、OSCEが第一段階の技能教習と考えるとわかりやすいです。

 

これら2つの試験に合格しないと「参加型臨床実習」を受けることができなくなるので、

実質留年となります、恐ろしい……!!!

4年の科目が全て終了した後に実施するのですが、試験日程はそれぞれの大学でバラバラで、国立の方が早く実施するようです。

 

獣医学共通試験( CBT OSCE )の日程はこちら!!

 

肝心の合格率はまだわかっていません。というのは2018年から始まる新制度で、今年が第1回目となるからです。ちょうど私の1コ上の先輩が勉強しています。

(記事投稿後に昨年の合格率が掲載されていました!)

学内では友達同士でCBTの勉強会を開いてしっかり勉強している先輩もいれば、「まあ、なんとかなるっしょ☆」というタイプの先輩もいて、国家試験とは違い、ある程度温度差があるようにみえます。

 

CBT とは

 

Computer-Based Testingの略称で、コンピューターで行うテストです。先ほど試験日程がバラバラと述べたので、「あ、なんだじゃあカンニングできるじゃん。」と思った人もいるでしょう。しかし、試験問題は学生一人一人にランダムで出題されるので、カンニングはできない仕組みになっています。

範囲は1~4年で習った科目から出題されます。解剖や生理などの基礎科目から100問、寄生虫病学、微生物学などの病態獣医学から100問、衛生学など応用科目から40問、さらには外科、内科などの臨床科目から60問、計300問が出題されます。合格点数は60%です。

獣医学部 CBT の問題について、
「日大だったら、日大の先生が全部作ってそこからしか出題されない、だから問題は学校で全く異なる」と誤解されがちですが、

実際には、

全大学の先生が問題を作成→問題作成委員会がチェック→プレテストや体験受験で正解率を割り出す→良問をストック

という流れで問題は作られています。

出題範囲

導入・基礎獣医学 病態獣医学 応用獣医学 臨床獣医学
100問 100問 40問 60問

 

OSCE (オスキー) とは

 

クライアント(飼い主さん)への問診や、動物の模型(犬、牛)を使っての触診や聴診、皮膚縫合などの基本的な手技を行えるかを問う実技試験です。採点は外部(アニコム損保の社員さん)の方と学校内部の先生が行います。医学部ではCBTのテストが終わった後に対策するのが一般的なようです。つまり、1~2週間前に対策を始めています。

出題範囲

必修 選択
面接 身体検査1 身体検査2 無菌操作・皮膚縫合
犬の身体検査 牛の身体検査 ガウン装着

or皮膚縫合、結紮

 

CBT を受けてみた

 

獣医 OSCE は受けることができませんが、vet CBT は共通試験を作成しているNPO法人の『獣医学教育支援機構』のサイトから受けることができます。

私はまだ4年の前期なので、習っていない範囲もあるのですがやってみました!

実際には300問出題されますが、体験版は40問で、問題も1パターンしかない仕組みです。解答は送られず、正答率のみ分かるようになっています。

結果は………

 

 

惜しい、あと4問正解で合格ラインでした。実際の vet CBT はこれより問題数が多く、難易度が高いとされていますが、私の学内での成績が中の上であることを考えると、1年しっかり勉強すればなんとか合格できそうです。

感想としては薬理学、臨床科目は解きやすかったのですが、寄生虫、病理などの病態獣医学が難しいと感じました。

 

共通試験で変わること

 

共通試験を受けることによって、名目上は「student doctor」なります。それによって何が変わるのか、噂では、「採血ができるようになる」とか、「先生が監督していれば診断ができるようになる」などのうわさが流れています。この試験を作成している「獣医学教育支援機構」に問い合わせてみました。

 

獣医学教育支援機構さんへ聞きました!

 

私は現在、獣医学科4年生です。

仮に来年度に2つの共通試験に合格した場合、現行では違法とされている注射や手術、採血など動物に侵襲性が高い処置を行うことが認められるのでしょうか。

旧カリキュラムの先輩方と変わる点について教えていただきたいです。

 

 

 

獣医学教育支援機構さんからの答えがこちら!

 

獣医学教育支援機構さんのお返事!

 

参加型臨床実習では、十分な知識と技術を有すると判断(※)された学生が

指導者の監督の元、飼い主の同意を得て診療行為を行う事になっています。

指導者とは、大学教員または大学から指導を委託された獣医師などを指します。

 

当然ながら、あらゆる診療行為が可能という訳ではなく、

学生が参加可能な診療行為や条件などは各大学ごとに定められていますので

具体的な内容についてはご自分の大学でご確認ください。

 

共用試験は※を担保するものです。

なお、共用試験問題は現行のカリキュラムを元に出題されますが、試験問題作成およびカリキュラムの内容に関しては当機構は関与しておりませんので、お答えできません。

 

 

とのことでした。つまり、「それぞれの大学の裁量によって、どこまでやってよいか決まる。」ということですね!一回大学の先生にも聞いてみたことがあるのですが、少なくとも私の大学では、どうなるかははっきりと決められていないようです。

 

獣医師の仮免許: vet CBT とOSCE のまとめ

 

・獣医 CBT、OSCEは獣医師の仮免許

・そこまで難しくはなさそうだが、受からないと留年

・注射や診察が出来るかは、大学の先生が決める

私も1年後両試験に合格できるようにがんばります!

 

この記事を書いた人

 

日大4年 相馬 克範

趣味:ツーリング(大学3年間で2回骨折しました笑)、読書

興味のある獣医療:小動物、起業など

 

これからも記事をあげていきます!!

よろしくお願いします(^^)

 

関連記事はこちらから! 

【薬理学が苦手な獣医学生にオススメ】薬理学が楽しくなる参考書のご紹介

2018.10.21

【ウガンダの大自然に触れる】野生動物保護ボランティア&サファリツアーの紹介

2018.10.16

「産休・育休」を本当に知っていますか?

2018.10.15

【会長はなぜJAVSに入ったの?】JAVSの現会長に直接インタビュー!

2018.10.14

獣医学生図鑑 vol.10 中村 圭吾さん

2018.10.10

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。