おっす。バード(鳥)です。
先日ヒッチハイクで少し旅をしていました。楽しかったです。
野生動物分野に興味、関心がある方は必見です。
先日、環境省のHPを見ていたら
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令の整備に関する省令案」等に対する意見募集について
を発見しました。
恥ずかしい話、今まで知らず。しかも昨年6月に公布されていたんですね・・・・
内容を確認してみると一部どころか、かなり変更されているので見応えがあります!
自分なりに変更点をまとめてみました。
(自分が注目しているのは別紙6と書いてあるものです。)
(興味ない人は以下のURLを参考にしてください)
環境省のHPにも分かりやすくまとまってるファイルがありました。
〜参考資料〜
http://www.env.go.jp/council/12nature/y125-17b/mat02_6-1.pdf
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①(p.3)基本認識事項に「個体群」「外来種」などのワードが追加
→個体管理から群管理への意識 / 外来種も種の圧迫に繋がるという意識を盛り込んだってことかな。
②(p.3)種の圧迫要因に「化学物質による環境汚染」の追加
→(科学的手法を用いて)硝酸塩を撒いて鹿等の捕獲を行う予定らしいですが、希少動植物の影響はどこまであるのだろうか・・・?
③(p.4)絶滅危惧種の保存の基本的進め方の優先度は「種の存続の困難さ」と「施策効果」で決定される
→キーストーン種の意識もあってか種の存続困難さを入れるのは理解できるけど、施策効果に「認知度や関心が高く、地域の象徴となる種に対して」って決めつけるのはどうなの?誰が決めるの?
国のシンボル的なコウノトリ、トキを意識した文面??
だとしたら恐ろしいのは行政が観光資源目的で開発し始めた時やな・・・
実際、国土交通省主催のエコロジカルネットワークではそう思ってるらしいし、、
http://www.mlit.go.jp/common/000129606.pdf (p194,195参照)
④(p,6)生息域外保全の手法に関して大幅な変更
→遺伝的多様性、再導入に関して触れている。再導入、野生復帰に触れるなら「国際自然保護連合IUCNの再導入ガイドラインに基づいて」っていう文言を入れた方が良いんじゃないんかな?諸外国との関わりもあるだろうし、判断基準が全くないのが気になるところ。
国内絶滅種の個体群再導入っていうのはトキのことなのか?オオカミのこと?カワウソ?ジュゴン?どれを念頭においた文言なの??
⑤(p.11)生息地保護区の指定方法の変更
→保護域内での捕獲、採取等の防止や動植物保護のために種名を公表せず保護地区の指定に積極的に検討するそうです。
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他にも特定第2種国内希少野生動物種の策定や(CITESを意識してか)国際取引に関することだったりと多く変更がありました。
是非興味ある方は一読することをおすすめしまます。
ちなみに今月24日までパブリックコメントとして受け入れてくれるそうなので、気になる方は環境省へ出してみたらいかがでしょうか??
もし違うと思うとかあれば意見ください!ではまた!
環境省さん頑張ってください。
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