【卒論で必須!?】記憶に残る論文の読み方の3ポイント

 

3~6 年生の皆さん、普段どういう風に論文を読んでいますか?

研究室での論文発表のためにだけに論文を読むだけという人もいると思います。

でも折角読むんだったら、記憶に残る良い読み方してみませんか??

読み方を変えるだけで論文読むことが、もしかしたら楽しくなるかもしれません

 

そこで筆者なりの記憶に残りやすい論文の読み方を紹介します。

 

今回は論文の「 introduction」の読み方に絞って紹介します。

 

 

0. introduction での論理構成を知る

0番は一部の人は知ってて当たり前のことなので知ってる方は飛ばしてください

狂犬病の論文があったとするとその論文のIntroduction の構成はだいたい、

1.  狂犬病とは?( そもそもの説明 )

2. 狂犬病を今回取り上げた理由( 研究目的 )

3. 狂犬病における問題点( 問題提起 )

4. 本研究では狂犬病の〇〇について注目してみた( 解決したい事柄、筆者の仮説 )

4つで構成されています。

まずは構成を意識するだけで理解スピードと理解力がアップします。是非知っておきましょう!

 

1 . Introductionを読む前に論文のタイトルから論文内容を推測する

記憶に残す上で一番大切なことです!

まずは論文を見たら頭から読み進めるのではなく、まずは自分で内容、結果を予想しましょう。

予想時間は短時間で大丈夫です。

大切なことは 【自分の意見を予め持っておく】 ことです。

この後読み進めるときに自分の意見と違う意見が出たら、そのことは頭にしっかり残ります。

論文は受動的ではなく能動的に読みましょう!

 

2 . Introduction で筆者は何故そのテーマを選んだのか?を理解する

全ての研究には目的があります。

まず「何故、筆者はその研究目的にしたのか?」を理解しましょう。

目的を理解しないまま読み進めても結局筆者は何を証明したかったのか分からないままになってしまうので目的部分は熟読しましょう。

 

 

3 . 筆者は何を解決したいのか? 何を予想しているのかを知る

研究目的を紹介した後に、筆者が考える今現在の問題点や筆者の仮説が展開されます。

その問題点や仮説を元に結果や考察がされるので、ここもしっかり読み進めましょう。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

ほとんどの人からしたら当たり前のことかもしれませんが、 論文の読み始めにするべきことは3つ!

・論文の展開を予想する

・研究目的を知る

・筆者があげる問題点、仮説を知る

です!

興味あるテーマなら、Evernote や自分のメモ帳にこの3点を先に書いておいて 、1つ1つメモしていくと後で見返す時にいいと思います。 メモは一言でいいと思います。

では次回は Result , Discussion 編です。

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