現役獣医師が語る!動物病院に就職する方法

この記事はこんな人向け!
・動物病院への就活について知りたい学生
・将来のキャリアとして臨床獣医師を考えている方

動物病院で働きたい!

獣医学生がそう考えたとき、実際にはどのような就職活動を行い、勤務先を決めているのでしょうか。

今回、現役で動物病院に勤める筆者が、就活に適した時期や具体的な方法、書類作成や面接時のポイントなどをお伝えします。

動物病院への就活に適した時期は?

5-6年次の春休み

5年次の後期の試験が終わり、無事に6年次へ進級できることが確定した2-3月頃の長期休暇の時期です。

この段階ではいくつかの動物病院を見学し、まずはどのような仕事をしているのか下見をすることをおすすめします。

焦って就職先を決めてあとで後悔するよりも、動物病院ごとの雰囲気や自分に合う働き方をじっくり見極めるほうが大事です。

また、この時期の動物病院は比較的手が空いているので、院長やスタッフに色々話を聞くチャンスに恵まれやすいです。

6年次の5-6月

6年次のゴールデンウィーク辺りからは、そろそろ本格的に就職先を決めて行きます。

この頃は授業もほとんどなく、上手くスケジュールを調整すれば遠方へ就活へ行くことも可能です。

動物病院にとっては予防シーズンの繁忙期と重なるため、あまり学生に構う時間は取れませんが、自分の1年後を想像しながらしっかり見ておいてください

6年次の夏休み

卒論や国家試験のことを考えると、夏休みが就職先を決める最終ラインかと思います。

授業自体は休みですが、卒論のための実験やデータまとめ、国試対策などで忙しくなるため、できればその前に就活を終わらせておくことをおすすめします。

動物病院へ就活する方法は?

見学・実習先を探す

学内掲示板や求人サイト、動物病院のホームページ、先輩や教授からの口コミ、動物病院からの大学訪問などを利用し、気になるところを探します。

特に口コミは侮れないので、日頃から縦のつながりを意識したコミュニケーションを取っておくことも大切です。

動物病院にアポイントを取る

動物病院にメールや電話をし、見学や実習の日にちを決めます。

病院によっては交通費や宿泊費を一部負担してくれたり、何日以上の実習が必要だったりするので、あらかじめホームページなどで確認しておきましょう。

実際に見学、実習する

動物病院の雰囲気を知るためには、できれば2日以上行くのがおすすめです。

持ち物は特に指定がなければ実習着・履歴書・聴診器・筆記用具・メモ帳・院内用シューズなどがあれば大丈夫だと思います。

ほぼ丸一日立ちっぱなしで疲れますので、靴は履き慣れたものを用意しましょう。

動物病院へ就活する際の書類作成や面接のポイントは?

履歴書のポイント

基本的には丁寧かつ読みやすい内容であれば充分ですが、自動車免許の有無や所属研究室などが記されていると助かります。

別添の文書があっても良い

一般的な履歴書だと、簡単な志望動機くらいしか書くスペースがなかったりします。

現在の所属研究室や卒論内容、そこからどういう面で動物病院に貢献できるのかを書くと高評価を得やすいです。

もちろん誇張する必要はありませんが、動物病院としては今後の新人指導の目安になります。

面接のポイント

動物病院によっては、実習時に面接や簡単な筆記試験を行うところもあります。

面接と言っても、現在の学生生活のことや内定後の予定などを聞かれるくらいなので、それほど身構える必要はありません。

同様に筆記試験も簡単な読み書きや一般的な応対マナー程度ですので、特に対策を練る必要はないと思います。

まとめ

動物病院への就活は、6年生になる春~夏頃に始める学生が多く、気になる動物病院へ自分でアポを取り、履歴書等を持参して見学へ行きます。

動物病院によっては、事前の履歴書等による書類選考や簡単な筆記試験、面接を行うところもありますが、それほど身構える必要はありません。

効率的に就活を行い、より自分の希望する働き方とマッチした動物病院を見つけてください。

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