獣医師の適性って何がある?動物好きだけじゃない!

この記事はこんな人向け!
・獣医師を目指す人
・獣医師に向いているか気になる人

獣医師になるためには、動物好きであることが条件の1つとして挙げられます。なぜ動物好きであった方が良いのか、また、動物好きであること以外に獣医師に向いている人の性格、働くうえで経験しておいた方が良いことについてその理由とともに紹介します。

獣医師に適している性格や向いている人の特徴

獣医師として働くなかで、仕事そのものにやりがいや魅力を感じられる人の特徴について紹介します。

動物好きであること

日々動物と関わる獣医師は、動物好きかどうかが非常に重要なポイントです。猫や犬といったペットとして主に飼われている動物の他に、すべての生き物について興味と愛情を持って接することや、医療に関する知識を身につけるために勉強に取り組む積極性が必要です。

しかし、自分が診察をした動物に強い思い入れを持つことは望ましくありません。獣医師は多くの動物の治療に携わりますが、どのような治療をしても命を助けられない場合もあります。

自分が治療をした動物全てに思い入れを持つと辛くなり、気持ちが落ち込み、獣医師として働けなくなる可能性もあるでしょう。動物病院で働くのではなく研究施設などで働く場合には、実験動物を扱うケースもあるため、より多くの動物を看取らなければなりません。

体力に自信がある人

獣医師は、精神力だけではなく体力もなければ続けられない仕事だといえます。大きな動物を持ち上げたり保定をしたりといった力が必要な場面や、動物病院で働く場合は緊急の手術を行わなければならず、休暇を取れなかったり深夜まで対応をしたりといったケースも多いです。

獣医師になった後も勉強を続けられる人

獣医学部がある大学に合格し、6年間勉強を続けて卒業し、国家試験に受かって獣医師として働くことになるため、もともと勉強に集中できるタイプの人に向いています。

加えて、獣医師として働き始めた後も専門的な医療の知識が求められるので、常に勉強をして新しい知識を身につける必要がある仕事です。

動物と関わり、実践を通じて学んだり先輩獣医師から教えてもらったりすることも多いですが、自分でも積極的に勉強して、動物と、動物に関わる人間の為に尽くせる人に向いているといえるでしょう。

コミュニケーションスキルがある人

特に動物病院で獣医師の仕事をする場合には、人間である飼い主と会話をする必要があります。飼い主が何を考えているのか、どのような治療を希望しているのかなどを聞いたり、治療に関して専門用語を使わずわかりやすく伝えたりしなければなりません。

動物病院ではなくても、同僚とコミュニケーションを取れなければスムーズに業務を進められません。そのため、動物好きというだけではなく、人間ともコミュニケーションをとり、人間関係を築かなければならないのです。

獣医師の仕事をするうえで経験しておいた方が良いこととは

獣医師として働くうえで、動物好きやコミュニケーションスキルが高いといった条件の他に、業務に活かせる経験をしておくことも大切です。子供の頃から体験しておいた方が良いことや、獣医師として活かせる経験について紹介します。

色々な動物を飼うという経験

獣医師は動物に関するプロフェッショナルであるため、動物と関わった経験を仕事に活かせます。特定の動物について、どのような生態を持っているのか、どのように飼えば良いのかなど、飼育経験をすることによって動物病院に訪れる飼い主の悩みや不安を汲み取りやすくなり、満足度の高い治療を行うことにもつながります。

接客業の仕事をした経験

獣医師は、多くの人とコミュニケーションをとる必要があります。正社員でもアルバイトでも、接客業の経験をすると人と接することに慣れるので、獣医師として働き始めた時に役立つ可能性が高いです。

獣医師の適性は動物好きだけではない

獣医師として働くのであれば動物好きであることは必須だといえますが、命を扱う現場では最期を看取る場面も多いです。動物好きであることは条件が1つですが、愛情を注ぎすぎず、冷静に向き合う気持ちや、命に関わる仕事をしていることを常に心に留めておく必要があるでしょう。

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