海外志向の獣医学生は必読!今日から始める英語学習法

この記事はこんな人向け!
・留学を考える獣医学生の人
・海外で働くことを考えている獣医学生の人

獣医学生や獣医師の皆さんは、日頃から授業や論文等で英語の必要性はよく理解していることでしょう。そしてさらに、将来を考える時には「海外就職」「海外留学」も頭をよぎるのではないでしょうか。

そこでもちろん避けて通れないのが英語力です。海外志向でなくとも日々獣医学を学ぶ上で必須の英語力のお薦め学習法を本記事では紹介します。

獣医としての英語の学習目的を明確にしよう!

漠然と英語力向上といってもなかなかやる気は出てこないものです。受験前は「獣医学部に入る」といった明確な目的があって、努力したはずです。それが大学に入学した後はどうでしょうか。ただただ、単位取得のため、ではなかなかモチベーションに繋がりません。

そこでまずは、何のために英語力を向上させたいのか、そこを明確にしておきましょう。例として、獣医学部生としての海外就職や海外留学の現状を確認してみましょう。

獣医師としての海外就職・転職

現状として日本の獣医師免許は日本国内においてのみ有効であり、海外で獣医として働くにはその国ごとの基準を満たした獣医師免許取得の必要性が出てきます。そのためには海外の獣医学の大学に入り直すなど時間が掛かるものとなってくるので、留学も視野に入れて考えてください。

またそういった免許の問題なく海外で働く手段として青年海外協力隊への参加等の手段が挙げられます。

獣医学部生としての海外留学

留学は短期から長期に至るまで様々なプログラムが見受けられ自分の興味のある分野への見聞を広げる良い機会です。ニュージーランド・オーストラリア等では珍しい種類の動物のケアを学べたり、ペット先進国と言われるアメリカ・ドイツでは最先端の獣医医療を学べたりとそれぞれ得るものも多いでしょう。

英語力向上の第一歩は獣医として興味のある英文の読解から

勉強と言うと一気に魅力が下がるのが英語習得の壁ですが、その壁は自分の興味と好奇心で実は簡単に乗り越えられるものです。細かい文法や用法にとらわれる日本的英語学習からは大学生となった今解き放たれているのですから、自分の興味を最大限活かし英語を身につけてしまいましょう。

獣医学に生きる読解とは?

獣医学部生として学ぶ以上、接する英語は専門的なものが多くなります。それらを効率よく身につける方法はとにかく、獣医学の中でも自分の興味のあるものから本であれ、論文であれ読んでいくことです。

いきなり読めるのかと、不安にお思いの方も多いでしょう。しかし、このやり方は何も試験対策でも課題でもないのだから、電子辞書を片手に、「おそらくこんな事が書いてあるなぁ」というレベルからの理解で構いません。興味のある分野であるなら、ある程度自分の想像力でも補っていけるので読んでいる感が得られるはずです。

その勢いで論文一本、本を一冊読み切るとそれなりの達成感と自信が生まれます。その自信を糧に次の論文、次の本と進んでいくと、いつの間にか多用されている単語は辞書を引かなくても身についていき、特有の言い回しなどにも気づき始めるものです。そうして回を重ねるごとにいつの間にか英語力は向上していくものです。

なかなか読むものが思いつかないという方は、NatureNational Geographic などの気になる記事一本から初めてみるのもお薦めします。

そしてあらゆる勉強に対して言えることですが、特に語学は運動や楽器と同様「毎日取り組む」という姿勢が重要です。ピアノは1日弾かないと技術が3日後退すると聞いたことがありますが、英語力も同様です。

ただ、ここで苦痛になってしまっては、意味がありません。あくまで自分の興味が持続する範囲の時間を設定しましょう。例えば「どんなに疲れていても毎日英語に最低1時間は触れる。」といった具合に最低限の時間を決めてそれだけはどんな状況でも維持するように努めてみましょう。

そしてもちろん、元気のある日、夢中になれる英文に出会えた日は時間の許す限りどんどん進んでいってください。この最低時間の設定は、案外気が重くならず、自分の調子に合わせられるので持続しやすいものです。

まずは手近にあるテキストでもなんでもいいのです、早速今この瞬間から、自分で決めた最低時間だけからでも英語と向き合う時間を設けてみませんか。

リスニング力を獣医学の知識とともに向上させよう!

英語は読めるし書けるけれども、リスニングが苦手という声もよく耳にします。しかし、将来学会の発表がなされているときなどに、登壇者のちょっとしてジョークに一人笑えなかったりしたら寂しいですよね。

そこで今度はリスニング力の向上方をご紹介します。

便利な現代の情報化社会をフル活用!

リスニング力と言っても、ひたすら聞き流す、など耳だけに特化して鍛えなくてもいいのです。現代は便利なYou Tube、ディスカバリーチャンネル等で海外の動物情報をいくらでも自宅にいながらに手に入れることができます。

You Tubeであれば海外発信の獣医関連の動画、ディスカバリーチャンネルであれば英語音声で、そしてできれば英語字幕で視聴してみるのもリスニング力向上の一つの立派な手段です。視覚的にも情報が入ってくることから多少聞き取れなくてもおそらくこんな内容だろうと理解した気になれます。

そして気に入った動画であれば、それを繰り返し見ることでますます聞き取れる量は増えてくるものです。

リスニングも読解と同様「毎日最低でも動画一本は観てみよう」「通学などの移動時間は英語耳の時間」などあらかじめ自分の生活習慣の中に取り込んでしまえば日々英語に接する機会が持て、無理なく英語力向上に繋がっていくことでしょう。

まとめ

このように英語だからと構えず、自分の学びたいもの、興味のあるものに付随して英語が存在していると気軽に英語に触れていくことで、中高時代に作り上げてしまった英語という科目としての壁が壊れより親しみを感じられるようになります。

気軽に親しむことで、苦痛やストレスもなく英語力が向上するなら誰もが嬉しいですよね。物は試しだ!という気持ちでまずは実践して、英語との距離をぜひ縮めてみてください。

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