獣医学生がプログラミングを学ぶべき3つの理由

このサイトを見ているような獣医学生は、向上心の塊のような人が多いと思います。そんな人がよく悩むこと、それは「何か始めたいけど何をすればいいかわからない」と言う事です。

そんな人に現役獣医学生である私が命がけでオススメしているのが「プログラミング」です。

はい、今「あープログラミングね。はいはい。大事なんでしょ?でも獣医には関係ないでしょ(笑)」と言いましたよね。確かにオフラインの動物を扱う獣医師とオンラインでソフトウェアを作り出すプログラミングにどんな接点があるのと疑う気持ちはわかります。

しかし、実際にプログラミングに触れている私には、それでも学ぶメリットは大きいと思えます。

そこで今回は、獣医師がプログラミングスキルを身に着けるメリットと、実際に何から始めるべきなのかを、明日から始められるように具体的に説明します、

【目次】

1、獣医学生がプログラミングを学ぶメリット

2、何から始めたらいいの?

3、おすすめのプログラミング言語

獣医学生がプログラミングを学ぶメリット

獣医学生がプログラミング学ぶメリットは、結論3つあります。

①獣医療へのAI技術の応用が進むから

専門性が高い獣医の仕事とプログラミングはかけ離れているように思えるかもしれません。しかし、生活にAIが次々と組み込まれていくように、医療に対してもその動きは高まりを見せています。既に、人の医療現場ではレントゲン,エコー,内視鏡などの確定診断においてAIが参入しています。また、一部のアメリカの大学では、医学部生の授業にプログラミングを必修とすることが検討されているなどプログラミングは教養として皆が学ぶべき世界になりつつあります。

とある学会で優秀賞を決める入賞5題のうち3題がAIを用いた内容だったそうです。医療においてAIが注目されているのがよくわかる例ですね。

②獣医師としての自分の市場価値が上がるから

①では規模の大きい話をしましたが、より現実的なメリットもあります。

皆さんは1万時間の法則をご存じでしょうか?あるスキルにおいて一人前になるにはそのスキルの勉強に合計1万時間は必要だという考え方です。1日9時間の訓練を3年続ければ誰だってプロになれるという事です。でも皆さんこう思いましたよね。「長すぎるよ」と。

そこで私がオススメしたいのは「2つのスキルをある程度磨いて掛け合わせる」という考え方です。

1万時間使ってある分野で1000人に一人の逸材になるよりも、2つのスキルを磨いて100人に一人くらいのセミプロになればいいんです。100人に一人のスキルを持ち、別分野でも100人に一人のスキルをかけ合わせれば10000人に一人の人材になることが出来るわけです。100人に一人というのは、いわゆる80点くらいのスキルという事です。皆さん経験あると思いますが、0点を80点にするのと、80点を100点にするのとではかかる時間が全く違います。

効率よく自分の市場価値を高める手段といて、医療と比較的相性が良いプログラミングを学ぶことはメリットが大きいですよね。

③起業のきっかけになるから

当たり前ですが、プログラミングができると自分でサービスを作ることが出来ます。例えばオリジナルのアプリケーションの開発や、WEBサイトなどです。こんなサービスやツールがあったらいいなと思いついたら、実際に自分で作ることが可能なんです。せっかくアイデアが浮かんでも、具現化できないなら何もないのと変わりません。獣医師でプログラミングができます!という人もまだまだ少ないので比較的独立しやすいのではないでしょうか。

何から始めたらいいの?

ここまででプログラミングができると、メリットが多いことがお分かり頂けたでしょう。最初に笑った方も、今すぐプログラミングを始めたくてうずうずしていると思います。

でも、何から始めればいいのか、わかりませんよね。

安心してください。そんな方にまずはココからスタートすれば間違えないと言うべき最高のプログラミング学習サービスをお教えします。

まずはProgate

無料で学べるProgateでプログラミングがどんなものなのかを学びましょう。最初からコードを書きながら覚えていく方が覚えられるでしょう。アプリ版ではクイズ形式でサクサク進められるので、楽しく学習を進められるようになっています。

無料プランが完了し、もっと学習したいとなったら、有料プランに移行してもいいと思います。

Progateの次はUdemy

Udemyは1回買い切りで動画教材が得られるサービスです。質が高いにも関わらず、1610円からと安く始められます。

おすすめのプログラミング言語

言語で調べると様々な情報が出てきて、調べれば調べるほどわからなくなります。

そこでオススメの言語もお教えしようかと思います。結論、プログラミングを幅広く学習して、システム開発がしたいならJava、獣医と絡めることが目的ならPython,R言語です。理由を解説します。

言語の選び方

プログラミングで何をしたいかによって、学ぶべき言語は変わってきます。軽く説明すると、Web系のアプリケーション開発がしたいならJava。機械学習やAIがやりたいならPython。データ解析や統計ならR言語です。数あるWeb系のアプリケーションの言語になぜJavaなのかというと、JavaはPHPやRubyなど他の言語にできることのほとんどを網羅しているからです。網羅性の高さから最初に始めるのはいいかと思います。

とはいっても最初はHTML,CSS

正確にはHTML,CSSは言語ではないのですが、プログラミングを学ぶ上で避けて通れないと思います。なので、まずはProgateで最初にこの2つから始めるのがいいです。どちらも無料です。

注意して欲しいこと

様々な言語を中途半端にかじるよりも、1つの言語を最初に極めましょう。理由は1つの言語を習得したら他の言語もできるようになるまでが早くなるからです。英語を習得した人は、スペイン語や中国語も習得しやすくなると言いますよね。

まとめ

いかがでしたか?獣医学生がプログラミングを学ぶべき理由から、プログラミングの始め方までをお伝えしました。どうしても、こつこつ毎日続ける必要があるので、そういったことが苦手でない方は是非今日から始めてみてはいかがでしょうか?

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