はじめに
いきなりですが、
あなたは将来、研究者になりたいですか??
獣医学生の誰しもが動物病院や企業へ就職、公務員になるわけではありません。
将来、研究者として大学院、研究所に進む道もありだと思います。
実際に以下のURLは今年度(2018卒)の北海道大学獣医学部の進路先の一覧です。
https://passnavi.evidus.com/search_univ/0010/shinro.html?department=055
北海道大学では 10 / 38 (人)が研究者としての道を歩んでいます。
では将来研究者志望の獣医学生(3、4年生)は研究室、卒後の進路に関してどういったことに注目して選んでいけばいいんでしょうか??
それはズバリ
1 . 自分のやりたい研究ができること
2 . 研究費の潤沢さ
3 . 指導教官の人柄と研究室の雰囲気
この3点につきます!(ほぼ当たり前のことですが、、、、)
1つずつ理由を説明していきます!
研究者志望のための3つのポイント
1. 自分のやりたい研究ができること
これは当たり前のことですが、とても大切なことです。
研究を続けていくにはモチベーションが高く持ち続け、その研究分野に興味を持たないといけません。
もしやりたい研究が見つからない時は研究室の先輩や先生から直接研究テーマを聞いてみるもの 1つの方法です。
(研究室のHPにはすでにやっていないことが書かれていたり、逆に新しく始めたことは書かれていなかったりします。)
他にも漠然と興味あるテーマでどんな研究されているか知りたい時は
①「KAKEN 研究課題をさがす」 https://kaken.nii.ac.jp/index/
KAKENは全国の大学、研究所に対して国からどのテーマに対してどのくらいの研究費が割かれているか見ることができます。
大学であればほとんどの先生がKAKENに予算申請しています。
②「J-stage 科学技術振興機構」 https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja
様々な論文が多数掲載される一大HPといっていいでしょう。
で検索するのをお勧めします。
例えばKAKENで調べました。
フリーワード「感染症 野生動物」で調べると全国の大学、研究所でどんな研究がされているか見ることができます。
KAKENのすごいところはどの先生がどの期間、どのくらいの研究費をもらって研究していることも丸裸になってしまうことです。
(もし興味ある先生がいれば近年どんな研究で研究費をとったのか調べるものいいでしょう。)
2 . 研究費が潤沢であること
耳もふたもないことですが、研究を続けていく上で避けて通れない問題です。
「お金がないと研究ができない」というわけではありません。
「お金があれば比較的良い研究ができる、大きな研究テーマにはお金が付いてくる」
というのを身に染みて感じる時があります。
(研究で必要な機材だけで数百万、研究で必要な試薬だけで数万円などかかります。)
もし研究費がどれくらいあるか知りたい場合、KAKENで確認すると良いと思います!
他にも国、企業(製薬など)、研究所とのコラボレーションで研究費が付いてくるということもあります。
その場合、HPやネットの検索だけではわからないことが多いので、研究室を直接訪ねて詳細を聞くことをお勧めします。
3 . 指導教官の人柄と研究室の雰囲気
研究室も1つの「チーム」です。
皆さんはどんなチームが好きですか??
1人で考え抜いて研究できる / 親身に教えてもらいながら研究できる など様々な研究室があります。
特に指導教官がどんな人かで研究スタイルが大きく変わってくるので確認しておくことが大切です。
(挑戦を許してくれるタイプなのか? アカハラ気味タイプなのか?? など)
自分と先生の性格、研究室の雰囲気が合わないという理由で研究が進まない なんてことはよくある話です。
最後に
いかがでしたでしょうか?? これは筆者の考える例です。
ですが1〜3に共通して言えることは
直接研究室に行って先生、先輩から
【どんな研究テーマがあるのか?】【研究室の雰囲気】についてしっかり聞くこと
に尽きます。
(多分お金のことは聞きづらいと思います 苦笑)
研究者の道はもしかしたら臨床の道よりも厳しいかもしれません。
でも、もし研究するのが好きかなぁと思ったら、研究者になるという道も選択肢としていれてみてはいかがでしょう?
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