・盲導犬訓練士の適正と必要なスキルについて知りたい人
・社会貢献をしたいと考えている人
視覚障害を抱える人と盲導犬の橋渡し役が盲導犬訓練士です。
盲導犬訓練士の適性としては、犬が好きでコミュニケーション能力が高いことがあげられます。
また盲導犬や盲導犬ユーザーの個性を的確に捉える観察眼があることも、適性のひとつといえるでしょう。
スキルとしては、犬の飼育管理に関する知識と技術のほか、社会福祉についての知識が求められます。
盲導犬訓練士としての適性・必要なスキル
盲導犬訓練士に適性がある人の特徴や、必要なスキルをそれぞれ解説していきます。
犬が好きでコミュニケーション能力が高い
盲導犬訓練士は犬と密接に関わる職業なので、犬が好きであることは重要な資質となります。
盲導犬の犬種として一般的な大型犬に慣れておくことも大切です。
またコミュニケーション能力が高い人も、盲導犬訓練士に適性があるといえるでしょう。
盲導犬訓練士は、盲導犬と盲導犬ユーザーの両者と信頼関係を築く必要があります。
言葉を中心としたやり取りが多いので、お話上手な人も向いているといえるでしょう。
相手に合わせて話すスピードや声の高さを変える柔軟性があるとさらによいといえます。
人や犬に対する鋭い観察眼が必要
コミュニケーション能力とあわせて盲導犬訓練士に求められるのが観察力です。
盲導犬の訓練においては、それぞれの個性に合わせて訓練方法を考える必要があります。
褒めるときだけではなく、叱るときにも、それぞれの盲導犬の性格に合った方法を取ることが大切です。
個々の性格をきちんと把握するためには、日々のやり取りをよく観察する習慣があるとよいでしょう。
また盲導犬ユーザーのちょっとした心の機微を捉える観察力も、盲導犬訓練士にとって重要な資質でありスキルといえます。
犬の飼育管理に関する知識と技術
盲導犬訓練士に必要なスキルとしては、犬の飼育管理やドッグトレーニングに関する知識と技術があげられます。
一般的なしつけに加えて、盲導犬に教えなければならないサインは30個前後あります。
専門知識を身につけたうえで訓練にあたり、着実に成果をあげることが重要です。
また社会福祉学や言語聴覚学の知識もあわせて身につけておくとよいでしょう。
福祉に関する知識は、視覚障害者の心理を理解するための大切な材料となります。
盲導犬訓練士は、盲導犬によって視覚障害を抱える人の生活をサポートする大切な仕事です。
犬と関わる仕事に就くことを希望していて、社会貢献への関心が強い人は、盲導犬訓練士を目指してみてはいかがでしょうか。