・ドッグカフェを目指すうえでのポイントを知りたい人
・犬に関わる仕事に就きたい人
動物が好きな方は、関連した仕事に就きたいはずです。いろいろな職種から選択することができますが、ドッグカフェを開業して「仕事として成り立たせたい」と感じている人もいるでしょう。ドッグカフェは犬と触れ合うことができ、ドリンクや料理も楽しむことができます。
犬好きの方であれば天職にもなり得る仕事ですが、開業を目指す場合はポイントを押さえておくことも大事です。どのような点があるのかメッセージも合わせながら紹介します。
全4回にわたってお送りいたします。今回は、ドッグカフェを目指す際に覚えておきたい知識について①です。
ドッグカフェを目指す際に覚えておきたい知識とは?①
ドッグカフェを開業することを目指すなら、しっかり知識を確認しておくことが大事です。何も知らないまま営業を始めてしまうと、いろいろ困ってしまうこともあるため、事前に内容を把握しておくことがおすすめです。ドッグカフェを目指すなら以下の点を確認しておきましょう。
ドッグカフェの必要な手続きを確認
開業してカフェとして営業していくためには、どのような手続きが必要なのか確認しておくべきです。開業にはいろいろな手続きがあるため、把握しておかなければ計画通りにお店が準備出来ず大幅に遅れてしまうことになる可能性があります。
ドッグカフェの開業において、必要な手続きは「飲食店営業許可」と「食品衛生責任者」などが必要になるため、必要な手続きを行って取得できるようにしましょう。これらは基本的に保健所に問い合わせをすることで取得することができますが、内装や衛生面などで基準があるため、それぞれをクリアしていなくてはいけません。
「食品衛生責任者」の場合は
・調理スペースと客席の間を扉や窓で区切ること
・犬用の食器のために別の水回りを用意しているか
・犬用の調理に関して別の厨房が配置されているか
・客席に手洗い場が設置されているか
という点です。
これらの基準を満たしていなければ資格を取得できず経営することができないため、内装の点でしっかりポイントを押さえておくようにしましょう。また防火管理者や農林水産省への届出、第一種動物取扱業の登録も行う必要があります。
防火管理者は店舗の収容人数が30人以上になる際に必要であり、消防署に行って「防火対象物使用開始届出」を取得することや工事をする際に必要な届出についても確認しておくことが必要です。また、ペット用のおやつなどを販売するときに、ペットフード安全法に基づいて提供するために農林水産省への届出が必要です。
農林水産省の事務所に行くことで必要な申請を行うことができるため、自分の地域を確認して訪れるようにしてください。第一種動物取扱業の登録は看板犬を置いて営業するために必要な届出です。
ドッグカフェの場合はお客様が犬を連れて来店してくるため、お店の形態や状況に応じて取得しておいた方が安心できます。このように、開業するためにはいろいろな手続きが必要になり、申請する場所も変わるため把握しておきましょう。