獣医と医者の両立!?|漫画「獣医グランディスティーノ」は実現可能なのか!

この記事はこんな人向け!
・獣医師と医師の両立を目指している人!(いるのかな)
・獣医の漫画がどんなものがあるか知りたい人!

医龍、ブラックジャック、コウノトリなどたくさんのヒトの医療系漫画があり、どれも人気を誇っています。

獣医師を目指す人からすると「獣医系の漫画はないのかな?」と思いますよね。実はあります。「獣医グランディスティーノ」という漫画です。

一体どんな漫画なのか見ていきましょう。

「獣医グランディスティーノ」とは

この漫画はブラジルを舞台に始まります。ここで、獣医師として働いているのが日本人の嵐士隼勢です。

彼は、ブラジルでは凄腕の獣医師として知られており、現地人から崇められています。彼にはもう一つ裏の顔があるのです。

それが人間の治療もする医者。ブラジルはバチスタ手術が生まれたことでも知られる土地。

そんなブラジルで人間の医療にも携わる嵐士の医者としての腕は確かなものでした。しかし、獣医師の免許は持っていても人間の医師免許を持っていないということ。

つまり、彼は闇医者(グランディスティーノ)なのです。

日本人医師の明神は、自分の娘を救うための手術を「豚で実験してみてくれ」と嵐士に依頼していました。

その手術実験をなんなくこなした嵐士は日本へ行くことになり、、、。

出だしのストーリーはこのようになっています。少し突飛な設定ではありますが、興味をそそられる内容ですね。

獣医師が人間を診ることは可能なのか?

「獣医グランディスティーノ」のように、実際に獣医師が人間を診ることは可能なのか考察していきましょう。

人間と動物の扱われ方の違いを知る

この問題を解くためには、人間と動物の扱われ方を知っておく必要があります。法律上では、

・人間は「人」

・動物は「物」

とされています。そのため、動物を殺してしまう無残な事件が起きた時は、犯人は器物破損罪となるのです。

【違法行為】「医師」と「獣医師」の違い

医師は厚生労働省の管轄となっており、獣医師は農林水産省の管轄になっています。どちらも国家資格です。

獣医師も医師も管轄外の治療を行うのは違法行為となります。そのため「獣医グランディスティーノ」のような医師が実在することはありえません。

実在するとしたら法律違反ということになるので逮捕は免れません。殺人未遂を問われる可能性も高くなります。

医師免許も獣医師免許も両方持ってればOK

前述したように、獣医師が人間の治療をするのはNGなわけですが例外があります。それは、医師免許も獣医師免許も両方持っている場合です。

人数こそ多くはないものの、世の中には両方の免許を持っている医師が存在しています。但し、それぞれの免許を取得するのは一筋縄ではいきません。

膨大な勉強量と年月をかける必要があります。それぞれの免許を有して的確な治療をしていくためには考え方のスイッチも必要です。

それをうまく行うためには、それぞれの職場に長く勤める必要もあるでしょう。

同時進行は難しい

獣医師と医師を同時進行で勤めるのはほぼ不可能といってよいでしょう。

眼科と産婦人科の両方を兼任している医師なんて世の中にはいないですよね?外科と耳鼻科を兼任しているような医者も見かけません。

これはそれと同じことなのです。実際は、どちらかに偏った勤め方になるでしょう。

どちらもやりたいのであれば開業医

もし、動物も人間も同時進行で診察したい場合は、開業医になるしかありません。

同じ施設内で動物と人間を同時に診察するのは不衛生なので、施設を分ける必要が出てきます。

そうすると、土地代や家賃代が膨大です。それぞれの医療に見合った設備を揃える費用も高額になるでしょう。

まとめ

「獣医グランディスノート」という漫画について説明しましたがいかがでしたでしょうか?

突飛な設定なので、漫画と割り切って読んだ方が良さそうですね。まだ読んだことのない方は手にとってみてはいかがでしょうか?胸アツな展開で面白いですよ!

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