・盲導犬訓練士として働きたい人
・社会貢献をしたいと考えている人
現在日本では、70名程度の盲導犬訓練士が活躍しています。
やりがいのある仕事なので人気はありますが、欠員が出ないかぎり募集されないので就職するにはかなりハードルが高いようです。
では、どのような資格を取得すれば盲導犬訓練士を目指す際に役立つのでしょうか。
今回は、おすすめの資格をいくつかご紹介します。
盲導犬訓練士におすすめの資格とは?
盲導犬訓練士として働くには、盲導犬訓練士学校に入所する必要があります。
しかし募集人数が少ないため入所の段階でかなり倍率が高く、何の資格も経験もない状態では、受かることは難しいでしょう。
入所条件の中には30歳未満と記載されている団体もあるので、数少ないチャンスを逃さないためにもこれから紹介する資格を参考にしてくださいね。
ドッグトレーナー
盲導犬訓練士は名前の通り犬を育成、訓練することが主な仕事なので、ドッグトレーナーの資格は必ず役に立つでしょう。
ドッグトレーナーは主に家庭犬のしつけを行いますが、座学では犬の行動学や健康管理学、動物心理など、犬について徹底的に学ぶことかできます。
盲導犬として働く犬は、適性がある犬として選ばれますが、やはり性格はそれぞれ違います。
どのような対応が犬の能力を最大限引き出せるのか見極めるためにも、この資格は取得しておくことをおすすめします。
歩行訓練士
歩行訓練士とは、視覚に障がいのある方に歩行の訓練方法を指導したり、日常生活を問題なく送れるように指導する職業です。
主に白杖や手引きでの歩行を指導しますが、盲導犬訓練士として働く際にも歩行訓練をするので、その際に知識と経験が役に立ちます。
また心理学やコミュニケーション理論も学ぶことができるので、盲導犬ユーザーに寄り添った判断が必要な際に役立つでしょう。
歩行訓練士を取得するには、厚生労働省に委託された養成機関で学ぶ必要があります。
多くの課題をこなさなければいけないのでコツコツと勉強できる方には向いているでしょう。
期間は2年間と少し長いですが、盲導犬訓練士に必要な知識が身につくので、求人が出されるまでの期間に取得することをおすすめします。
普通自動車免許
普通自動車免許は、職員の移動や盲導犬を運搬する際に役立ちます。
盲導犬協会は、定期的に盲導犬育成普及啓発活動として盲導犬を犬との触れ合い、募金活動を行っています。
その際、誰でも運転できるようにほとんどの職員が運転免許を持っているようです。
普通自動車免許の取得は盲導犬訓練士学校の出願資格に含まれていることも多いので、必ず取得しておきましょう。
また、オートマ限定免許でも問題はないようなので安心してください。
いかがだったでしょうか。
盲導犬訓練士は5年程の実務経験を積むことで、ようやく一人前として認められる職業です。
今回ご紹介した資格は、訓練学校の受験の際にも役立ちますが、就職した後にも必ず重宝するでしょう。
興味のある方はこれらの資格を参考にして、ぜひ一人前の盲導犬訓練士を目指してくださいね。