【勤務医必読】動物病院勤務医の転職へ新提案

【勤務医必読　知っている、知らないで大違い】
動物病院勤務医の転職　～横並びから実力次第で二極化する時代へ〜

動物病院勤務医の転職は新時代へ

令和時代に入って、新卒給与にこれまでではありえなかったことが起きていることにお気付きでしょうか。

2019年
6月24日　ソニー　新卒に年収730万円
7月07日　くら寿司　年収1000万円で新卒募集
7月10日　ＮＥＣ　新卒年収1000万円
9月01日　薬剤師　新卒で年収600万円超えも
(いずれも、新聞発表)

昭和、平成と、新卒採用では、大卒、専門学校卒、高卒での給与の違いはあっても、企業規模や業種によっての格差はそう大きくはありませんでした。
しかし、企業が新卒採用から明確に新卒給与の二極化制度を始めたのは、
「破格の給与を払ってでも、優秀な人材を獲得したい」との狙いがあるからです。

これまでは「横並び」の評価

これまでは｢横並び」でしか評価されなかった時代から
年齢に関係なく自分の実力次第でトップレベルのビジネスマンの年収がとれる時代に入っていくのは、
永く経済低迷していた状況からいち早く抜け出したいためでもあり、次世代の新技術・ＡI人工知能や量子コンピューターの開発、新たな商品やサービスを生み出して国際競争力をつけていくには、
給与で格差をつけて有能な若者を獲得する必要があるという、時代の必然性があるからだと思います。
これまでの横並びの給与体系では、有能な人材は海外へと流出してしまいます。

獣医師と同じ国家資格・薬剤師では？

国家資格・薬剤師でも、
ドラックストアと調剤薬局との競争激化から、新卒時から格差をつける給与体系にしなければならない状況が生まれていますが、同じ国家資格である獣医師はどうなのでしょうか。

実は、獣医師業界でも実力ある勤務医の給与に格差をつける動きがすでに始まっています。

事業承継コンサルタント会社であるメディカルプラザが始めた、「1000万円勤務医という働き方」提案です。

「1000万円という金額は今の勤務医給与の平均からすると1.5倍から２倍になりますが、私がこの「1000万円勤務医」という新提案を考え出した背景には、『診療や手術などの実務面を任せられる実力ある勤務医が来てくれれば、それだけの年収を払ってもいい』とおっしゃる院長がいるからです」
(メディカルプラザ代表　西川芳彦氏)

なぜ転職した勤務医に1000万円も支払えるのか？

院長はなぜこれだけの年収を勤務医に払えるのでしょうか。

「それは、すでに院長側にニーズがあるからです。その１つのパターンは、売上１億円以上ある繁盛病院の院長の中に、現場を任せられる勤務医がいたら、自分は院長を引退して、経営面で新院長をサポートしたい。と考える院長がいることです。
また、もう１つのパターンとして、第三者事業承継(※注)という仕組みを使って他の動物病院を買い取って、自分は経営面を担当し、実務面は実力する勤務医に任せたい。と考える、すでにリタイアした元院長がいることです」
(前出　西川氏)

※編集部・注
第三者事業承継とは、親子親族ではなく、実力のある第三者がリタイアを希望する院長の病院を譲り受けて開業する方法。ゼロスタートの新規開業と比べて、すでに患者リスト、売上があるところからスタートできるのが一番の特徴点です。
詳しくは、勤務医向けの情報サイト「サクセッション」の記事をご参照ください。