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ハンドラーの転職や離職率は高い?

この記事はこんな人向け!
・ハンドラーに興味がある人
・ハンドラーの勤務時間や休日を知りたい人
・ハンドラーに憧れている人

犬を訓練する仕事は一般職に比べて特殊な職種だといえます。もちろんハンドラーもそうですね。いわば自分の腕一本で成り立っているわけですから、転職なども多いようなイメージがあるかも知れません。実際のところどうなのか?詳しく解説していきましょう。

ハンドラーの求人は豊富にある?

一般の方ですと、あまりハンドラーという仕事になじみが無いかも知れません。なぜならペット業界の中でも特異な分野となるからです。転職の前提として求人は多いものでしょうか。

求人はさほど多いとは言えない

まず求人誌や求職系のウェブサイトを見回しても、たしかにハンドラー募集の案件は掲載されているものの、その数が少ないことに気付くのではないでしょうか。

ショーハンドラーとも呼ばれるドッグショーに出演するハンドラーを見ても個人営業がほとんどですし、検疫探知犬やファシリティドッグなどもまだまだ頭数が少なく、需要がさほどないのが理由です。

もしどこかの団体・企業に属してハンドラーをされているのであれば、転職するにしても非常に勇気が必要だということになります。

ヘッドハンティングや誘いの声も。

いっぽうで実績を積み、経験が豊富なハンドラーであればヘッドハンティングもあり得るのではないでしょうか。ドッグショーなどで実績があり、成果が見込まれるハンドラーなら、きっと引く手あまたでしょう。

またジャパンケネルクラブ(JKC)におけるハンドラー資格が上位になればなるほど評価も高くなります。「ぜひうちに来てほしい」と誘いの声もあることでしょう。

技術しだいでは転職もアリ

ではハンドラーとして転職を希望した場合、どのような時にメリットがあるのでしょうか。給与面や待遇について見ていきたいと思います。

思った以上に低い年収

転職を希望する大きな理由として、やはり給与が低いという面があります。例えばショーなどに出演するプロハンドラーの場合、平均年収は400万程度とされていますし、それでは一般的な会社員とさほど変わりません。

プロと自他ともに認める以上、やはりそれなりの給与は頂きたいものでしょう。

他のハンドラーより技術力があったり、幅広いスキルがあったりなど、何かしらのアドバンテージが欲しいところですね。また入賞歴がたくさんあるという実績も見逃せません。

多くのスキルがあった方が転職に有利

ハンドラーとして犬の訓練を専門とする以外に、様々なスキルを求められることもあります。例えばドッグショーに出す犬を飼育しているブリーダーを兼任してみたり、アジリティ施設で定期的にしつけ教室を開いたりするなど、ハンドラーとしての役割以外にも多くのことをこなせるスキルがあれば重宝されるでしょう。

優れたハンドラーとしての技術以外にも、今や多くのことが求められているのです。

離職率は高い?低い?

次に離職率について見てみましょう。ここで言う離職とは、同じハンドラーとして転職することではなく、完全にハンドラーの仕事を辞めてしまうことを指します。

給与・待遇面がネックとなる

ハンドラーの給与や待遇は決して良いという訳ではありません。体力を使う仕事であると同時に神経も使いますから、決して給与額が見合っているわけではないのです。

ハンドラーとしての仕事のやりがいや、成功の喜びがあるからこそ続けられていると言っても過言ではありません。

意外に挫折しやすいのもハンドラーの仕事の特徴かも知れません。

結婚後も続けやすい仕事

いっぽうで女性の場合、結婚して子供ができても続けやすい仕事となるでしょう。

さほど時間に縛られませんし、比較的時間の融通も利くため、パートやアルバイトとしての雇用も考えられるのです。

とはいえドッグショー直前や協議会の前ですと、それなりに時間は拘束されますね。

離職率は一定の確率であるものの、いったん慣れれば続けやすい仕事なのです。