犬の素晴らしさを伝えるハンドラー。なるには資格が必須?

ドッグショーやアジリティ競技などで犬の魅力を最大限に引き出す仕事がハンドラーです。読んで字のごとく、犬をエスコートするという意味のハンドリングから来ています。しかしハンドラーになるには資格が必要なのでしょうか?その疑問に答えていきましょう。

資格を持っていなくてもハンドラーになれる?

ハンドラーは一般的な認知度はさほど高くないものの、犬のしつけや訓練にかかわるスペシャリストという定義があります。

ハンドラーになるためには資格を取ることが必須なのでしょうか?

資格がなくともハンドラーにはなれる

ハンドラーになるためには資格が必須というわけではありません。犬と一緒にドッグショーやアジリティ競技に出場することはもちろん可能です。

しかしジャパンケネルクラブ(JKC)などが開催する公認競技会への出場はできません。

あくまで趣味の範疇となる

公認競技会への出場はできませんが、その他民間団体が主催する競技会には参加が可能です。とはいえ、それはあくまで趣味の範疇に過ぎず、決してプロとは呼べないことに注意が必要です。

プロのハンドラーは犬に関する専門的な知識を有し、あらゆる犬種のハンドリングに精通している存在だからです。

公認資格の概要

ハンドラーの公認資格は存在しています。基本的にはJKCが認定する資格ですが、プロになるには相当の努力が必要となります。

受験資格

まずJKCの本会員になる必要があります。会員になったとしても1年以上の会員歴がなければ受験することはできません。

また何年会員歴があろうと、いきなり上の資格を目指すこともできません。下の階級から順を追ってチャレンジする必要があります。

資格は等級制

ハンドラー資格は計5等級設定されており、C級→B級→A級→教士→師範という階層になっています。最初はC級からスタートするわけですが、知識や経験がない状態では合格は難しいでしょう。

動物を扱う専門学校の各種コースで勉強し、ハンドラーとしての基礎を学ぶことが重要です。

  • C級は会員資格を取得1年以降で、モデル犬1頭を用いた実技試験。
  • B級はC級合格後、2年後の年度以降に受験可能で、モデル犬2頭を用います。
  • A級はB級取得後、3年後の年度以降に受験可能で、モデル犬3頭による実技試験と学科試験がプラスされます。

教士になるにはさらに難しく、満30歳以上でA級を取得してから5年以上経過し、居住地を管轄するブロック協議会が受験資格を与えた方に限られます。

また師範試験は満55歳以上で、教士経験が10年以上あり、ハンドラーの指導役として従事していることが求められます。また中央ハンドリング委員会の推薦を経て、理事会の承認を得なければなりません。

受験方法

全国各ブロックで年に1回開催され、受験期日の詳細はJKCの会報に記載されます。

受験希望者は受付締め切り期日までに、願書と受験料5,300円を添えて申し込みます。

プロのハンドラーになるためには

JKCの厳しい認定基準をクリアして晴れてプロハンドラーになった場合、専門的な知識や豊富な経験を積んだ有資格者として認められます。

JKC公認のハンドラーとして自立したり、犬の訓練所に就職するといった進路が考えられますが、きっとその知識や経験は重宝されることでしょう。