・センター試験対策で何をすればいいのかわからない人
国公立志望の受験生をはじめ、私立のセンター利用入試を受験しようと考えている方にとって、最初に受ける「本番」の試験であるセンター試験。
令和3年度からは大学入学共通テストとなり、従来のセンター試験とは傾向が異なる所もあると思います。ですが、大きな流れとしては変わらないと思います。
ですので、今回は現役獣医学生の私が受験生時代に培ったセンター攻略法を紹介します!受験生の皆さんには是非参考にしていただけたらと思います。
また、こちらのサイトでは国立獣医の受験ロードマップを具体的に書いているのでチェックしてみて下さい!
目次
獣医の受験生は、まずセンター試験の目標点数を決めよう!
受験はよくマラソンに例えられます。ゴールの分からないマラソンを走り続けるのは辛いですよね(特に後半)。そう、センター試験攻略の第一歩はあなたの「ゴール」を知ることです。
まず、自分の志望している大学に合格するためには何点必要なのかを調べてください。
ここで注意しておきたいのは、ほとんどの大学は「合格最低点」という形で公表している点です。ですので、目標点は(5教科7科目型なら)合格最低点+50~100点を目安にするといいと思います。目標点は決まりましたか?
それでは、実際にどのような勉強・対策をするのかを紹介していきます!
獣医大学への受験において、センター試験のカギは苦手を潰すこと!
センター試験だけでなく、受験勉強をしていくなかで迷うのが、得意を伸ばすか、それとも苦手を無くすかということだと思います。限られた勉強時間、どちらに比重を置くかは受験戦略的には重要になってきます。
実際、目指す大学のレベルや現在の学力によって最適解は変わってくるのですが、センター試験対策に関して言えば、苦手を無くすことを最優先に勉強した方が良いです。
理由を書く前に、苦手の基準を共有しましょう。ここでは、模試や過去問を解いてコンスタントに8割以上を取れない科目を苦手としています。
獣医学部の偏差値は60以上の大学がほとんどで、合格の為にはセンター得点率80%以上が要求されます。したがって、ここを基準にしました。
さて、苦手を無くした方がいい理由ですが、大きく2つあります。
理由①二次試験でも使う
これは特に国立獣医を目指している受験生に対しての話なのですが、センター試験で使う科目と二次試験で使う科目の被りが多いです。獣医受験は合格最低点が高く、「点取り合戦」になるので、二次試験の科目に苦手なものがあるのは致命的になります。センターだけでなく、二次対策の為にも苦手は潰しておく必要があります。
理由②労力が少ない
極端な話、90点を100点にするより、0点を10点に伸ばす方がはるかに労力が少ないです。受験は結局総合得点の勝負ですので、点数の上げやすい科目に時間をかけた方が賢明です。
注意して欲しいこと
いくら苦手を無くした方がいいとはいえ、得意な科目の点数を落としてしまっては元も子もありません。また、苦手(点数の取れない)科目ばかり勉強しているとメンタルが削られますよね。ですので、得意な科目の勉強をすることも忘れないでください。
獣医受験なら抑えるべし!各教科のセンター対策法
センター試験で重要なのはスピードと本質の理解です。試験時間内に全ての問題を解き切る速さが必要ですし、本質の理解があれば出題形式の変更にも対応しやすいです。
英語
時間が足りない、という悩みを抱えている受験生も多いと思います。
英語を解く時には、文法問題には何分、長文問題には何分と、大門ごとに時間設定をして解いてください。時間内に解く習慣を作ることで解くスピードを上げられますし、時間をオーバーしたら次の大門にいくことで、一つの大門に時間をかけ過ぎてしまうことを防ぎます。
また、英語のどの部分が苦手なのかを発見しやすいという利点もあります。
<h3>国語
東大以外の大学では二次試験で使わないので、力を入れる受験生はあまり多くないと思います。しかし、ここで点差をつけられると強みにできます。また、ここで大失敗して涙を流す友人も多く見ました。決して甘く見ずに対策しましょう。漢文は最も満点が取りやすい分野なので勉強時間に対してのリターンが大きい科目だと思います。点を取るコツとしては、なぜその選択肢が正しいのかだけでなく、他の選択肢が間違っている理由も必ず考えるようにしてください。根拠立てて問題を解くことで、安定して点を取れるようになります。現代文に関しても数は多くないですがセンター突破のために作られた優良な参考書はあります。運に受験を任せず、必ず対策しましょう。
<h3>数学
本質の理解が重要だと書いたそばから恐縮なのですが、数学は愚直に計算していたら時間が足らなくなると思います。センター数学では計算の工夫が一つのカギになります。
センター試験でしか使えないような裏技的公式や、計算テクニックを身に付けることも一つの武器になります。
ただし、ほとんどの方は二次試験や私立入試でも数学を使うと思います。ですので、復習をする際は何故その解法を使えるのかをよく確認してください。
<h3>理科・社会
理科と社会で高得点を出すコツは「体系的に覚える」ことだと思います。
知識を単体のものとして覚えるのではなく、その他の知識とのつながりを意識して覚えると、センターの問題が明瞭に見えてくるようになります。
また、特に社会の暗記が苦手という人が多いと思います。私もそうでした(笑)
そういったときには、知識の背後にある理由も意識して覚えるといいでしょう。というのは、何かと関連づけることで暗記は飛躍的に楽になるからです。暗記力は獣医に入ったらさらに必要になります。受験を通して是非身につけましょう。
これまた全く本質では無いのですが、ゴロ合わせは非常に有効です。このサイトのように地理のゴロをまとめたサイトや、参考書なども販売されておりますので、どうしても覚えられない方や時間が無い方は参考にして下さい。。
<h2>最後に、獣医を目指しセンター試験を受験する方へ
獣医学部はどこも倍率が高いので、大変な戦いになります。
成績が思ったように上がらず不安な日々を過ごすこともあると思います。
しかし、狭き門だからこそ、合格発表の時に自分の受験番号を見つけた嬉しさは何事にも代えられないものになります。私が保証します!皆さんの獣医受験が成功することを祈っています。悔いの残らぬよう、全力で戦ってください!
また、近いうちに優良な参考書とWebサイトをまとめた記事もアップ予定なのでお楽しみに!
コメントを残す