こんにちは、Vcareer編集部です。
学生生活を有意義に過ごすため、どんな研究室を選べばよいか。
結論を言ってしまうと、
スケジュールが読める・忙しくない・臨床系の
研究室に行くのが最も不満がなく、満足の多い学生生活になります!
今から理由を説明しますね。
調査
各大学の研究室員31人に研究室の不満や良い所についてのアンケートに答えてもらいました。
31人の内訳は以下の通りです。
アンケート対象者約3000人に対して31人の回答。約1%のサンプル。
もう少し回答数がほしかったですね💦努力します。読者の皆さんも、より良い学生生活のため、ご協力お願いします!
調査1 〜満足度について〜
研究室の満足度に
1→かなり不満 5→とても満足
として、点数をつけてもらいました。
これを臨床系、基礎系、応用系の3つに分けて平均しました。
すると、全体の平均は3.66 応用系3.625 基礎系3.60 臨床系4.2となりました。
調査2 〜不満について〜
研究室に対する不満の中で、ダントツ1位だったのが、
「スケジュールが読めない」
でした。これは31人中16人が選択しています。
前回の記事でも述べたように、基礎、臨床、応用問わずオペや動物のサンプル、実験器具の順番などに振り回される覚悟はした方がよさそうです。
2位は「忙しい」で、7人が回答しています。
人間関係の不満を選択した人は、同輩、先輩、院生と教授、すべて合わせて9人でした。そのうち同輩に対する不満が5票でした。
やりたいことと違うと感じた人は4人しかいませんでした。
記事1で述べたような、「よく調べないで入ったら、イメージと違った。」
といってマッチングミスを起こす人は少ないようです。
調査3 〜もう一度選ぶ?〜
「もし、もう一度研究室を選べるとしたら、今の研究室を選びますか。」
という質問に対して、64.5%の人が「選ぶ」と回答しました。
「選ばない」と回答した人のうち、自由記述欄で「第一志望と違ったか、選べなかった」という趣旨の回答をした人は4人で、
「忙しい」「思っていたより雑用が多いから。」などの回答をした人は2人、
「他の分野もみたい」という趣旨の回答をした人は1人でした。
この結果から、「もう一回この研究室に入りたい!」と思える場所に入るためには、
雑用が少ない、第一志望の研究室、に入るのがよい、ということになります。
なんとも救いようのない結果です泣
まとめ
今回の統計から考察すると、自身のやりたい分野のマッチングミスは少なく、同輩さえチェックしておけば、人間関係の不満を抱く確率を10%程度に抑えられるということになります。
不満の約20%が人間関係で、人間関係に不満がある人のうち、半分以上は同輩に対してなのですから。
残りの10%の確率である先輩、院生さんについては、吟味するには材料が少なく、調べるのは難しいと思います。
調査1~3より…
スケジュールが読める・忙しくない・臨床系の
研究室に行くのが最も満足度の高い学生生活を過ごせるということになります。
ただし、「臨床系の」については、元々小動物志望が多い日本大学の学生が主に回答していることもあり、臨床系の満足度が高くなった可能性もあります。
今、できること
2~3年生の皆、不安と期待でいっぱいだと思います。今皆さんができることは、、、
特にありません。
心配しすぎないことくらいですかね。
もしくは、「もし、もう一度研究室を選べるとしたら、今の研究室を選びますか。」
この質問に理由をつけて正直に答えてくれる先輩をみつけること。しかし、すべての研究室で見つけるのは難易度が高い。
今回の調査で知ってほしかったのは、
多少忙しくなるのは避けられないが、忙しくても楽しんでいるし、人間関係のトラブルは皆さんが思っているほど起こりえないということです。
しょっちゅうあるように感じるのは、悪い噂ほどよく広まるから。実際には20%程度。
サークル選びの時よりもマシな数字なのでは?
今回は「学生生活」という視点で調査しました。
次回は自分の所属する研究室が「就活」にどのくらい影響するのか?を調べ、考察します!
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