獣医師に往診してもらうメリットと必要性

この記事はこんな人向け!
・獣医の往診について知りたい人

体を動かせず介護が必要な犬や猫を飼っている場合や、認知症を発症したペットがいる場合など、動物病院に連れて行くのが困難であり、少し移動させるだけでも動物の体に大きな負担がかかることがあります。さらに、日頃介護をしている家庭では、介護方法が正しいかどうか、より良い介護をするためにはどうすれば良いのか相談したいというケースも多いです。しかし、動物病院では時間をかけて相談をできない場合もあるでしょう。そこで、獣医師が自宅で診察をしてくれる往診について、メリットや注意点を紹介します。

獣医師の往診の必要性

どのような場面で往診を利用すれば良いのかを紹介します。

往診の必要性と利用すべき場面とは

数匹のペットを飼育しており動物病院へ連れて行くのは手間がかかる、飼い主の体調が悪くペットを連れて行けない、車を持っていないのでペットを連れて行けない、特別の事情で家にいなければならないなど、様々な理由で動物病院へ連れて行けない場合、往診を利用する方法が有効です。さらに、ペットが言うことを聞かずキャリーに入れるのが難しい場合も、往診を利用すれば飼い主にもペットにとってもストレスがかかりません。

獣医師の往診でできる検査の治療について

動物病院で行う検査や治療とは異なり、自宅でできる内容は限定されているので、詳細な検査が必要な場合には動物病院に行かなければなりません。往診は、獣医師が最低限の検査道具や治療道具を持って自宅に訪問するので、問診や触診、簡易的な健康診断、ワクチン接種、ダニやノミの対策の薬を処方してもらうことや、点滴といった処置を行うことが一般的です。他にも、肛門線絞り、耳掃除、爪切りといった手入れや、採血などが挙げられます。その他、ペットの状態に合わせて薬を処方したり検査を行ったりするケースはあるので、予約をする際に確認してみましょう。

獣医師に往診をしてもらうメリットについて

獣医師に往診をしてもらうことは、動物病院に直接ペットを連れて行くケースとは異なるメリットを得られます。主に3つのメリットについて見ていきましょう。

ペットの精神的・肉体的なストレスを軽減できる

往診を利用することで得られる最も大きなメリットは、日頃過ごしている自宅で診察をすることによって動物の肉体的・精神的なストレスが軽減できるうえに、移動による肉体的なストレスも軽減できることです。特に、猫は自宅から別の場所に移動するだけでも大きなストレスになるので、病院に連れて行ったことが原因で体調を崩すケースもあります。

時間を効率的に使える

動物病院に行く場合、病院までの往復時間や診察を待つ時間を含めると、数時間がかかるケースがあります。獣医師に往診をしてもらうと、出かける準備をする時間や病院までの往復の時間、順番を待つ時間がないので、効率的に時間を使えることがメリットだといえるでしょう。

獣医師に往診をしてもらう場合の注意点

往診をしてもらう場合、診療できる内容が限られるだけではなく、病院と比較してペットが言うことを聞かないケースがあります。慣れている場所での診察になるため、ペットがリラックスしすぎたりワガママになったりするので、ゆっくり診察をできない場合があります。さらに、往診は自宅までの距離や診療時間ごとで料金が異なるケースが一般的であり、動物病院に足を運んだ場合と比較すると費用がかかる点も認識しておきましょう。

獣医師の往診はペットの状況に合わせて検討する

往診は、通常の診察と比較して費用がかかる点や、限られた治療しか受けられないことを認識しておく必要があります。しかし、動物病院に連れて行きたくても様々な事情で連れて行けない場合は、往診を利用する方法が有効です。飼い主にとってもペットにとっても精神的・肉体的な負担が少ない方法の1つとして検討しましょう。

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