この記事はこんな人向け!
・野生動物調査員に興味がある人・野生動物調査員の仕事内容について知りたい人
・自然や動物が好きな人
日本は先進国の中でフィンランドに次いで森林面積の高い国です。
その豊かな自然と、そこに生息している野生動物の環境を守るため野生動物調査員がいます。
野生動物調査員の具体的な仕事内容や、どのように就職するかなどを詳しくみていきましょう。
全6回にわたってお送りいたします。今回は野生動物調査員の調査方法について紹介します。
この記事は全6回
どのように調査する?
調査方法にはさまざまありますが、代表的なものとしては
・定点調査
・林内踏査
があります。
定点調査は特定の位置の変化を調査するもので、林内踏査は実際に対象区域全域を歩いて調査するものです。
これらの調査で得られたデータを地理情報とリンクさせ、デジタルデータとしてGISと呼ばれる地理情報システムを用い分析まで行います。
調査結果によって動物の生態系への影響が大きく、自然環境が破壊される恐れがあると判断された場合、事業計画の見直しが必要になります。
調査は動物の種類や植物で担当が異なることが多く、特にその地域において希少な動植物の生息、繁殖状況は重要な判断材料になります。
そして調査結果を総合的に見て、開発事業による影響や保全の必要性を検討します。
また野生動物調査員は、対象地域の数年前から現在までの動植物の状況を比較し、変化を考察したり、その地域の自然環境を守っていくための基礎資料となる調査をする場合もあります。
対象地域の動植物の調査は、対象の野生動物の生活スタイルに合わせての調査となるため深夜や早朝に出勤することもあります。
この記事は全6回
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