・ハイドロセラピストのやりがいや楽しさについて知りたい人
・犬に関わる仕事に就きたい人
「ハイドロセラピー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ハイドロセラピーとは水の力を利用して犬の疾患の治療や健康維持をはかる理学療法です。
そしてハイドロセラピストは、一頭一頭に合わせたハイドロセラピーのプログラムを組み、実際に施術まで行う仕事をしています。
ハイドロセラピーは欧米では一般的に用いられており、日本でも注目が集まってきているケア法です。
今回はそんなハイドロセラピーについての解説と、ハイドロセラピストのやりがい・楽しさ・魅力を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
全5回にわたってお送りいたします。今回は、ハイドロセラピストのやりがい・楽しさ・魅力②です。
ハイドロセラピストのやりがい・楽しさ・魅力②
プログラムを考え実行できる
ハイドロセラピストは一頭一頭の症状などに合わせ目標を設定し、プログラムを組んでいきます。
まずは犬を水に慣らし、恐怖心を取り除くことからスタートします。
水中でリラックスした状態になれるよう声がけをしたり、決して怖い思いのする場所ではないことをわかってもらえるよう配慮し、リラックスできる状態を作れるようにします。
水に入ることに慣れてきたら、症状や目的に合わせ、プログラム内容や水流や水温を調節しながら施術を行います。
どのようなプログラムが有効なのか、犬ごとの性格を考慮しながら行うことは大変な作業ですが、効果が出てきた時の喜びは大きく、やりがいが大きい仕事だと言えます。
飼い主さんと密なコミュニケーションが取れる
ハイドロセラピストの仕事は犬と関わるだけではありません。
飼い主さんから犬の症状や性格、目的をしっかりとカウンセリングし、普段の生活から何に困っているのかまでしっかりと把握します。
そして飼い主さんと同じ目標に向かって協力しあう必要があります。
アドバイスを求められたり、相談に乗る機会も多いでしょう。
そのため飼い主さんとは密なコミュニケーションが必要で、その結果飼い主さんと信頼関係をきずいていけることはやりがいにつながるはずです。
新しい分野のケアやリハビリに携われる
欧米ではハイドロセラピーという理学療法は一般的に普及していますが、日本ではまだ認知度が低く、ハイドロセラピーを実施している施設も多くありません。
しかし獣医学の進歩に伴い犬の高齢化が進むにつれ、ハイドロセラピーの需要はこれから高まっていくことが予想できます。
また犬よりも科学的な研究が進んでいる人間のハイドロセラピーでは、循環器や呼吸器の強化、脳の活性にも効果が認められています。
今後は犬への効果も認められるようになってくる可能性があります。
このように日本での新しい分野を先取りして行えることはやりがいが大きく、魅力がある仕事だと言えるでしょう。
欧米では一般的なハイドロセラピストという仕事ですが、日本ではまだ認知度が低く、学ぶ場も機材が揃っている場所も多くありません。
しかし犬の高齢化が進む中、これからどんどんニーズが高まっていくことが予想されます。
犬と人に寄り添い、体や心の健康に貢献できるハイドロセラピストという仕事は多くのやりがい・楽しさ・魅力のある仕事だと言えるでしょう。