・大まかに認定医について知りたい人
・学生のうちからできることを探している人
こんにちは!CBTチャレンジ以来の投稿になりました。Vcareer編集部のとある獣医学生です。今回は獣医師の学会やその団体が設置している「認定医」、特に「獣医循環器認定医」について調べてみました。
また、学生のうちに資格取得へ向けてできることもあるので、ぜひ最後までお付き合いください!
認定医とは…
高度な知識や技量、経験を持つ獣医師として学会が認定した獣医師のことです。
今回はこれらの中でも獣医循環器認定医について説明したいと思います。
獣医循環器認定医とは
日本獣医循環器学会が定めた受験資格を有し、試験に合格した獣医師のことをいいます。
現在(2020年1月時点)、日本には約80人ほどがいるようです。
受験資格
日本獣医循環器学会は二年間で42個の講義をしています。
認定試験の受験希望者はこの42講座の全てを受ける必要があります。
2020年の講座内容はこちら!
ちなみに、この講座、学生のうちに受けてもカウントされます。実際に友人や先輩も、認定医の取得を目的に講義を受けていました。
また、これらに加え、「動物循環器認定医制度規程」で規定されている資格審査の評点基準(80点以上)を満たしていることが必要です。
その評定基準は下の表のようになります。
例えば…
・「動物の循環器」に論文が3回掲載され(30点)
・日本獣医循環器学会で学会発表を3回(30)
以上のことをすることによって基準を満たします。
ざっくり言うと、認定医の受験資格を得るためには、42個の講座をすべて受けて、学会での発表や論文の投稿を積極的に行わなければならないということになります。
認定試験の実施期日および受験方法
本学会ホームページ、本学会誌「動物の循環器」或いは本学会会員への連絡文書で通知する。
一般社団法人 日本獣医循環器学会
(2)認定試験を受験する者は、評点基準票、技術レポート、動物循環器カリキュラムの履修記録、その他必要とされる書類を電子システムを利用して提出する
一般社団法人 日本獣医循環器学会
と、記載がされており、日程や試験の形式などは学会の会員しか分からないようです。
有効期限
また、認定医であり続けるためには、5年に一回は学会誌に症例報告あるいは研究報告で掲載されなければなりません。
まとめ
獣医療の専門化、高度化が進み、今まで助けられなかった動物を助けられるようになりました。それとともに、学会などの公的な団体が認めた資格の価値は高まってゆくでしょう。
学会は「認定医の中から将来は国際的水準を有する専門医を養成したい」と考えているようです。
獣医学生であれば、学生時代からできることはやっておきたいものですね。
これからも不定期で獣医関連の資格について調べてゆこうと思います。またお会いしましょう!
【参考】日本獣医循環器学会:http://www.jsvc.jp/
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