受験生の皆さん、勉強、お疲れ様です。
獣医学部の受験で国立大学を目指す人の多くは、私立の獣医大学も併せて受験する方が多いと思います。
「国立対策に集中したいけど、私立も確実に合格したいし・・・」
「いや、もしかすると国立の対策だけでも大丈夫なのでは??」
と、なんだかんだと不安な気持ちになりますよね。当時の私もそうでした。
今回は私立大学の選び方、私立大学の対策をはじめる時期、そして主に何をするべきなのかを、国立大学受験の併願として私立獣医大学を受験した、私の体験から紹介します!
私立獣医大学の選び方
個人的な大学選びの基準
獣医学部を志す人は、獣医になれるならどこでもかまわないという方が多いでしょう。
私自身、あの大学にしておけばよかった、ということはこの4年間で、全くありませんでした。
私の場合は家から通えることを重視して選びました。家から近いかどうかは六年間通い続けることを考えると非常に重要になってきます。通学時間ほど無駄な時間はないですからね。
獣医の私立大学、いくつ受ける?
私の場合ですが、関東圏の3つの私立大学を受験しました。
獣医の私立大学の受験日程がかぶっていることは少ないので、ほぼ全部受けることも可能ですし、そのような人は多いようです。
受かる見込みがあまりなくても、挑戦する回数を増やすと全体的には受かる可能性は上がります。当たり前ですが、どうしても獣医学を学びたい。そのために手段は択ばないのであれば、非常に良い手段です。
いよいよ本題!私立獣医大学の受験対策
国立獣医の受験対策の特徴
まず、逆に国立大学の受験対策の特徴を見ていきましょう。
国立大学では、センター試験では文系科目などを勉強しなければなりませんし、大学によっては2次試験でも国語があるなど満遍なく高いレベルが求められます。
問題形式は私大では1部の大学を除きマーク試験であるのに対し、国立の2次試験ではほとんどの問題が記述回答です。
結論、国立大学対策の方が、私立の対策よりも科目数が多く、記述回答が多いのでそれぞれに深い理解が求められます。苦手はあってはならないんです。対して、私立大学の受験はどうなんでしょうか。
私立獣医大学の科目ごとの受験対策
国立大学受験よりも難易度は下がる私立大学の受験ですが、全く勉強する必要がないかといわれるとそれは違います。なぜなら私立大学の問題独自の癖があるからです。科目ごとの特徴と具体的対策を見ていきましょう。
数学
私立大学の数学はセンター試験を少し解きにくくしたレベルの問題が多いです。数学に関しては特に問題はないでしょう。
生物
私立大学の生物は、実験の結果をもとに考える系の問題が多い国立大学よりは、細かい知識を求められる問題が多いです。教科書の知識のみでは正直解くことが難しい問題もあります。
例えば光合成反応のある過程がどの部位で起こっているか聞いてくるもの、ヒストンの荷電について深く聞いてくる問題などです。
結論、生物に関しては教科書+αで問題集を仕上げることが理想です。
英語
英語も数学同様、基本問題がちゃんとできるかが大切です。国立と比べると文法や接続詞の問題の配分が高めです。文章はかなり生物よりのものが多く、私が受験したときはveterinaryという単語を見たことを覚えています。
全科目を通して言えること
先ほどの私立大学の入試問題の特徴を挙げたところで、意外と簡単そうと思うかもしれません。しかし、怖いのはケアレスミスです。
基礎的な問題は他の受験生も解けるので、大きなミスをすると致命的なります。
ミスを減らすのはただでさえ重要なことですが、私立大学受験においては特に、この「ミスをしない」ことを重視すべきでしょう。
私立対策の開始時期
私が私立大学だけのために行った対策は、夏休み前の過去問の確認と、センター試験後の直前演習です。
流れは、夏休み前に一度過去問を解き、11月まで国立大学対策に専念しました。その後、12月のセンター試験対策の合間に私立大学の問題を思い出し、センター試験後に私立大学の対策に集中するという感じです。
私の場合になりますが、夏休み前の過去問の確認で何が足りないのかを確認したときに、国立大学の対策をすれば十分かなと感じたのでこのようなスケジュールになりました。
まとめ
受験勉強は大変ですが、これを乗り越えると夢に向かって進んでいくための道が開けます。
あくまで個人の経験ベースの情報になりますが、私立大学の受験勉強の参考にしてもらえたら幸いです。
コメントを残す