犬と暮らす上で「しつけ」は欠かせません。ますます重要度が高まるドッグトレーナーの仕事ですが、そもそも副業として成り立つ職種なのでしょうか?詳しく解説していきましょう。
目次
アルバイトやパート雇用でドッグトレーナーになる
ドッグトレーナーになるには国家資格は必要ありません。経験と実績さえ積めば誰でもなれるものです。正社員としてドッグトレーナーをしている方も中にはいらっしゃるのですが、なかなか募集条件も厳しいようです。
自分の好きな時間を使える
まずアルバイトやパート雇用という形態でドッグトレーナーの仕事をする場合、おそらくペットショップやペットサロンなどで働くという形になるでしょう。
大きなメリットとしては、自分の都合のいい曜日や時間帯に働けるということです。
それなら家事や育児との両立も可能ですし、生活の負担となることもありません。
また職場でペットたちと触れ合う時間も長くなりますから、犬種ごとのトレーニングの仕方や特性なども自然に理解できるのではないでしょうか。
しかしほとんどのお店の書き入れ時は週末です。そのため土曜・日・祝日の出勤は覚悟しなければなりません。
ドッグトレーナーになるには根気が必要
ドッグトレーニングを専門でおこなっている店はほとんどありません。ペットや関連商品の販売を行うペットショップ、またはペットサロンやペットホテルがほとんどです。
まず大前提として、お店の仕事をこなすことが先決となります。
お客様の対応や店内の掃除、日々のペットのお世話などが優先すべき仕事となりますから、純粋にトレーニングだけができる環境ではないのです。
それでも熱意があってドッグトレーナーを目指したいのなら、時間を割いてでもトレーニングに励むことかも知れません。
もしお店でドッグトレーナーの経験や実績を積めば、いずれ独立するチャンスもあるでしょう。
フリーランスでドッグトレーナーになる
副業としてドッグトレーナーの仕事を成立させるもう一つの方法がフリーランスになることです。しかしこれにもメリット・デメリットが存在するのです。
自由な働き方が選べる
例えば出張ドッグトレーナーという形態であれば、副業として十分に成り立つでしょう。
自宅を拠点としたトレーナーさんたちも多く活躍していますし、何より時間に融通が利くことが大きなメリットです。
またトレーニングだけに専念できますし、そのキャリアは自分だけの実績として残ります。
口コミや評価が広がれば、いずれは本業として十分成り立つほどの可能性があると言えるでしょう。
安定した収入を確保するまでが難しい
フリーランスのドッグトレーナーに求められることは経験と実績です。まずそこから積み重ねていく必要があるのです。
ドッグトレーナーは資格専門講座があるほどですから、誰でもなろうと思えばなれる職業です。そのいっぽうでしっかり職業として成立させているトレーナーさんは思ったより多くはないのです。
「しつけを任せても安心」という実績がなければ顧客も付かないでしょうし、口コミも広がってはいきません。
そのため何らかの形で自分から発信していくことが必要となります。ブログやSNSなどでドッグトレーナーとしての認知度をアップさせ、地道に活動を続けていくことが大切です。
安定した収入を得るまでがとにかく難しいと言えるでしょう。