ドッグトレーナーになるには特別な資格等は必要ありませんが、相応の知識や経験が問われる職業です。
そんなドッグトレーナーの卵たちが通う専門学校とはどのような所なのでしょう?また気になる学費なども解説していきたいと思います。
専門学校へ通うメリットとは?
やはり独学でドッグトレーナーを目指すより専門学校へ通った方が良いのでしょうか?まず専門学校へ通うことのメリットを説明していきましょう。
犬に関する専門的な知識を吸収できる
通学や学習などで、ある程度自分の時間が拘束されることになりますが、動物に関する専門的な知識を積み上げ吸収することができます。
専任の講師が付きますので、わからないことがあれば教えてくれるという点もメリットとなります。
またカリキュラムの中では、家庭動物管理学や獣医学・犬の行動心理学なども学べますから、オールラウンドな知識が身に付きます。
豊富な実習経験を積める
ドッグトレーナーとして最も必要なことは実経験を積むことです。独学で経験値を上げることはなかなか難しいのですが、専門学校であれば豊富な経験を積むことが可能です。
モデル犬を使って実習し、飼い主さんが困っていることについて原因や解決方法を見つけ出し、ケースに応じたトレーニング法を数多く経験していくわけです。
学習内容や学費について
専門学校ではどのくらい通って、いくらくらいの学費が掛かるのでしょうか。学校ごとに異なる場合もありますが、平均的な内容で説明したいと思います。
学習内容
新年度が始まる4月に入学し、通学期間はおおむね2年間となります。入学するには高卒または同等の学歴が求められます。
1年次には基本的な犬の扱い方や成長過程・理論などを学び、トレーニング実習も並行して行います。また愛玩動物飼養管理士や家庭動物管理士などの認定資格を取る場合が多いです。
2年次はさらに応用的で実践に即したカリキュラムで学習します。トレーニング実習だけでなく、飼い主さんの応対を想定した接客マナーやビジネスマナーを身に付け、動物病院やペットサロンでのインターンシップ制度を設けている学校もあるそうです。
就職活動
卒業と同時にドッグトレーナーとしての認定資格が与えられます。専門学校の多くは就職・開業などのサポートをしてくれる場合があり、就職に関しては非常に有利だと言えるでしょう。
また動物関連施設や民間企業・店舗などの求人情報を常に管理しているため、求職したい学生にとって希望が叶えられやすい環境にあります。
学費はどのくらいかかる?
これも専門学校によって差はありますが、入学金及び1年・2年次の学費を合計して200万円程度掛かります。
いっぽう安心して学生が学べるよう奨学金制度や教育ローンなどを設けています。
また英語技能検定や簿記検定といった資格を持っている場合、特待生制度を設けている専門学校もあるようです。
学費減免については各学校によって異なるため、しっかり確認しておくことが必要でしょう。