動物関連の仕事で取得できる国家資格とは?何があるのか確認しよう③

この記事はこんな人向け!
・動物関係の仕事に興味がある人
・動物関係の国家資格について知りたい人
・動物関係の学校への進学を考えている人

動物関連の仕事に就きたいなら資格の取得を考える人もいるでしょう。資格を持っているならスキルを証明することができるため、仕事に自信を持つことはもちろん、採用されるときにも良いアピールとなるため、大きなメリットと言えます。

ただ、動物関連の資格にもいろいろあるため、どのようなものを取得すべきか検討する必要があるでしょう。中には「どのような国家資格があるのか?」と疑問を感じる人もいるはずなので内容を紹介しましょう。

全4回にわたってお送りいたします。今回は民間資格について①です。

民間が提供している資格には何があるのか?①

国家資格が必要な業務の場合は取得を目指して、条件の達成と合格を目指す必要があります。ただ、資格は民間で提供されているものもあるため、そちらの取得を目指してみるのもいいでしょう。民間の場合は企業や社団法人が独自の基準で認定している資格であり、国家資格と比較すると条件などは厳しくありません。

そのため、取得していなくても問題ありませんが、持っていることで求人の採用が有利になることもあります。民間の企業や団体はどのようなスキル証明を提供してくれているのか紹介しましょう。

トリマー

もし、動物に携わる仕事でトリマーを目指すなら、資格を取得することができます。トリマーはいろいろな種類を受験することができ、それぞれ受ける試験によって難易度が変わってきます。例えば、JKC公認トリマーC級は業界でも認知度が高く、資格としての難易度も高くはありません。ジャパンケネルクラブの養成機関に該当する専門学校で取得することが可能です。

また、JCSA認定マスターライセンス ドッグトリマーはグルーミングの基礎知識から日常の手入れ、また子犬や老犬の扱い方などを学習したことを示すため、ライセンスとして大きな価値があります。協会の認定した専門学校を卒業した後に、受験することができ、認定試験は自宅で行うことも可能です。

もし、プロ向けのライセンスが欲しいなら、AAV認定トリマーの検定を受けることもおすすめです。こちらは、動物の爪切りや耳掃除、シャンプーなど、現場で必要な知識とスキルを証明できるため、募集先にも大きなアピールとすることが可能です。

受験資格を得るためには、最低でも300〜700時間の授業を受ける必要があるため、簡単ではありませんが、プロとして仕事をしたいなら目指してみることができるでしょう。

ペットシッター

ペットシッターも仕事として働く際に資格は必要ありません。ただ、資格を持っていた方が自分もスキルがあるのでスムーズに業務を行うことができ、勤め先の信頼も高くなるでしょう。ペットシッターが持つことのできるライセンスには例えば、認定ペットシッターがあります。

これはビジネス教育連盟のペットシッタースクールが実施する講座を受講し、終了試験に合格すると取得できます。難易度は高くはなく、講座の受講のみなのでそこまで誰でも取得を考えることができますが、出題範囲は広いため、しっかり学習して対策を練っておく必要があります。

また、JKC愛犬飼育管理士や家庭動物管理士のライセンス取得もおすすめです。JKC愛犬飼育管理士は法律に基づいた知識を持っていることを証明でき、特定の社団法人の講習会に参加して同日に行う筆記試験に合格されれば認定されます。1日で終えることができるので、直ぐに取得することができ、合格率も80%とかなり高いです。

家庭動物管理士は社団法人全国ペット協会公認の資格であり、こちらも講習と試験受けることで取得することが可能です。受験するためには6ヶ月の実務経験などが必要になりますが、持っているならペットシッターとしての信頼も高まり、顧客や雇用主からも安心して仕事を任せてもらえるでしょう。ペットシッターとして働きたい方は、紹介したライセンスの取得を考えてみてください。

コメントは受け付けていません。