・動物関係の国家資格について知りたい人
・動物関係の学校への進学を考えている人
動物関連の仕事に就きたいなら資格の取得を考える人もいるでしょう。資格を持っているならスキルを証明することができるため、仕事に自信を持つことはもちろん、採用されるときにも良いアピールとなるため、大きなメリットと言えます。
ただ、動物関連の資格にもいろいろあるため、どのようなものを取得すべきか検討する必要があるでしょう。中には「どのような国家資格があるのか?」と疑問を感じる人もいるはずなので内容を紹介しましょう。
全4回にわたってお送りいたします。今回は民間資格について②です。
民間が提供している資格には何があるのか?②
盲導犬などの訓練士
盲導犬の訓練士は視覚に障害がある方の補助やサポートをすることができるように、育成して訓練することです。盲導犬の指導をするためにはライセンスの取得が必要になるため、取得する必要がありますが、国家資格ではなく協会が提供しています。
協会によってライセンスの審査基準にも違いがあり、例えば、全国盲導犬施連合会で取得したなら、3年ごとに書類審査を受ける必要があります。また、年齢制限が設けられているところもあるため、どこが自分に合っているのか確認する必要があるでしょう。
訓練所士は講座や講習会などでライセンスを取得できるわけではなく、専門学校や大学に通って必要な知識を得なくてはいけません。盲導犬の訓練士になるのは簡単なことではありませんが、やりがいがあるため、考えてみることができるでしょう。
インタープリンター
こちらの仕事は自然公園や動物園、植物園などで人と自然の架け橋になったり、環境保全や野生動物の保護したりします。インタープリンターの業務はいろいろあり、アウトドアやネイチャーなどの自然ガイド、自然保護の大切さを知ってもらうこと遠人に伝える森林インストラクター、ショーや解説を通して生態や知識を伝える動物飼育員などがあります。
どの仕事を行うかによって必要な資格は変わってきますが、特別に必要なものはなく、持っていなくても業務を行うことが可能です。
インタープリンターになるために資格の取得を考えるなら、専門学校や講座の受講を行って必要な知識を得て試験に臨むことができるでしょう。「自然や動物を保護したい」と考えるなら、選んだ仕事に必要な資格を見て受験を考えてみてください。
国家資格よりも民間の方が多い
動物関連の仕事で獣医師や愛玩動物看護師などは、国家資格を得なくては業務に携わることができません。ただ、多くの業務では民間の資格を取得すればスキルを証明することができ、トリマーなど無資格でも仕事ができる職種も多いです。
そのため、自分が目指している職種に応じて国家資格なのか民間のライセンスなのか考える必要があるでしょう。特に、獣医師の場合は大学の専攻もかかってくるので、早めに目標設定する必要があります。
国家資格の取得は難易度が高いですが、その分スキル証明や信頼性もあります。ぜひ、自分の目的に応じてライセンスを得られるようにしてください。