・ハイドロセラピストのやりがいや楽しさについて知りたい人
・犬に関わる仕事に就きたい人
近年、日本でも需要が高まりつつあるハイドロセラピー。
ハイドロセラピストとは、水中理学療法であるハイドロセラピーのプログラムを組み、体の矯正や水中トレーニングをする仕事です。
犬と心を通わせながら働くことができ、犬の身体や心のケアに貢献できるハイドロセラピストはやりがいが大きく、目指す人も増えてきています。
本記事では、そんなハイドロセラピストのつらいこと、苦労することにはどんなことがあるのか解説していきます。
全5回にわたってお送りいたします。今回は、ハイドロセラピストのつらいこと・苦労④です。
ハイドロセラピストのつらいこと・苦労④
大きな責任を伴う
もちろんどの仕事でも責任は伴いますが、ハイドロセラピストは生き物を扱うため、特に責任が重い仕事だといえます。
ハイドロセラピーにくる犬は健康な犬だけではなく、術後や関節疾患などで痛みがあったり、老犬で思うように体が動かせない犬も多くいます。
そのため犬の扱いには慎重に、かつハイドロセラピーの効果が出るようしっかりと施術する必要があるので気が抜けません。
プログラムの内容はかかりつけの獣医師や飼い主と連携し、犬の状態をしっかり把握して決めなければなりません。
ケアの目的や犬の性格など、一頭一頭に合わせたプログラムを組むため、経験や知識が必要です。
そしてハイドロセラピーの料金は決して安いものではありませんので、犬が以前より状態が良くなったことを飼い主さんが実感できるよう、プログラム内容を常に見直しながらケアを行います。
飼い主さんの家族の一員である大切な犬を預かっているという責任は重く、プレッシャーもあり苦労が多いと言えるでしょう。
ハイドロセラピストはまだまだ日本での普及が進んでおらず、勉強の場や就職先が少ない問題や、仕事の面でもハードであるなど、さまざまなつらいことや苦労があります。
まだ症例が多くなく、ハイドロセラピストとして働いている人の数が少ないためどのように働いていったらいいか迷うことも多いでしょう。
しかしまだ普及していない仕事だからこそ、先駆者としてこれからのハイドロセラピーの普及に携わっていけることや、犬が健やかに過ごすための手伝いができるやりがいの大きさなど、魅力があり将来性もある仕事です。
犬の理学療法に興味のある人は、ハイドロセラピストをめざしてみてはいかがでしょうか。