・国公立大学の獣医学部について知りたい人
・動物の命を救う仕事に関心がある人
国公立の大学で獣医学部を設置している大学は、国立10校公立1校の全11校あります。
私立の獣医学部も全国に6校ありますが、金銭面などの理由から国公立の獣医学部を目指したいと思っている人も多いでしょう。
国公立大学の獣医学部に合格するには高い学力が求められ、少なくとも偏差値は65程度必要になります。
これは全国の受験者の上位6%に値する水準です。
学校ごとにある入試傾向をしっかり確認し、合格へ向けて学習していきましょう。
全6回にわたってお送りいたします。今回は国公立の獣医学部の特徴と入試傾向とは?④です。
国公立の獣医学部の特徴と入試傾向とは?④
山口大学(共同獣医学部獣医学科)
偏差値66/定員30人
鹿児島大学との共同獣医学部のため同じカリキュラムで学びます。
2つの大学が持つ教育資源・人材・設備を共有することで、社会的ニーズに貢献できる獣医師育成を目指しています。
入試傾向としては、共通テストの配点比率が高い特徴があります。
また数学は必修ですが数Ⅲは出題されません。
後期試験は学科試験がなく、小論文のみのため、小論文に自信のある人にはおすすめです。
山口大学のホームページはこちら:https://www.yamaguchi-u.ac.jp/
宮崎大学(農学部獣医学科)
偏差値65/定員30人
産業動物や伴侶動物に対する医療・福祉、人獣共通感染症の研究などに力を入れている大学です。
入試傾向としては、共通テストの配点比率が高く設定されています。
2次試験では数学・英語・理科のうち2科目を選択する形式のため得意な科目で勝負することができます。
宮崎大学のホームページはこちら:https://www.miyazaki-u.ac.jp/
鹿児島大学(共同獣医学部獣医学科)
偏差値66/定員30人
山口大学との共同獣医学部です。
全国屈指の畜産地帯である南九州に位置する大学のため、産業動物や公衆衛生に関する研究が盛んです。
入試傾向としては共通テストの配点比率が高く、数Ⅲは出題されません。
後期試験では学科試験がなく、面接のみとなっています。
鹿児島大学のホームページはこちら:https://www.kagoshima-u.ac.jp/