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国立の獣医学部の入試傾向と受験ロードマップとは?⑥

この記事はこんな人向け!
・獣医師に興味がある人
・国公立大学の獣医学部について知りたい人
・動物の命を救う仕事に関心がある人

国公立の大学で獣医学部を設置している大学は、国立10校公立1校の全11校あります。

私立の獣医学部も全国に6校ありますが、金銭面などの理由から国公立の獣医学部を目指したいと思っている人も多いでしょう。

国公立大学の獣医学部に合格するには高い学力が求められ、少なくとも偏差値は65程度必要になります。

これは全国の受験者の上位6%に値する水準です。

学校ごとにある入試傾向をしっかり確認し、合格へ向けて学習していきましょう。

全6回にわたってお送りいたします。今回は国公立獣医学部の受験ロードマップについてです。

国公立獣医学部の受験ロードマップとは?

国公立大学は、大学入学共通テストと2次試験を受ける必要があります。

共通テストと2次試験の配点比率は大学によって違います。

ただ、2次試験の方が配点が高い大学もありますが、共通テストで高得点を取ることは大前提なので、基本の共通テスト対策をしっかりすることが重要であることは間違いありません。

以下では最後の追い込みでもある、高校3年生の夏からのロードマップをご紹介します。

高校3年生 夏

この時期、受験生は得意な科目を伸ばすことよりも苦手な分野をなくすことを重視しましょう。

獣医学部はレベルの高い点とり合戦になっているので、いかにミスをなくすかが重要です。

高校3年生 秋から冬

いよいよ受験直前のこの時期は、共通テストの対策に集中しましょう。

共通テストで高得点が取れないと、第一志望の大学への道が閉ざされることがあるのでまずはここを突破することを目指します。

2次試験のことも気になるでしょうが、共通テストの勉強は2次試験にも活きてきます。

共通テスト後から2次試験

この時期はとにかく過去問を解き、受験する大学の出題傾向を掴みましょう。

過去問を解くときは、試験時間と同じ時間内で解くようにし、体に時間感覚を染み込ませることも大切です。

小さなミスが合否を分ける世界なので、取れる問題はしっかりと取れるよう集中して臨みましょう。

国公立の獣医学部は数が少なく、定員も30〜40人と少ない狭き門です。

自分がどういった獣医師になりたいのか、どんなことを学びたいのかを考え、希望する大学の入試傾向に合った勉強をしていくことが合格への近道になるでしょう。