獣医師になるための海外の大学まとめ

こんにちは!Vcareer編集部です。

 皆さん、海外の獣医師さんはどうやってなったのか気になりませんか?今回は、世界の獣医を志す若者が獣医師になるための海外の大学について、特徴のある大学を私の独断と偏見でまとめてみました。これを読んで、海外の獣医学校事情をしってみよう!

獣医師になるための海外の大学を国ごとに見てみた

大学の講義室

獣医師になるための海外の大学について、アメリカ、フランス、オランダの3つの国を紹介します。それぞれに個性のある制度を設けているので一つずつ見ていきましょう。

世界最先端!〜アメリカ編〜

  アメリカの獣医学校は大学院にあります。アメリカで獣医師になるにはまず4年制大学で必須科目の単位を取り、そこから全米共通試験を受けてから獣医大学院へ願書を提出、合格すれば見事獣医学生です。獣医大学院は4年間あり、前半の2年は基礎科目が中心。後半の2年は実習が中心です。この4年間は地獄の毎日なのだとか。。私が聞いた話によると朝から夜まで勉強漬けらしいですよ。

 そんなアメリカですが、QS世界大学ランキング(世界大学評価機関が毎年出している、世界の全ての大学を評価し、ランキング化したもの)の獣医学校カテゴリーではカリフォルニア大学デイビス校を始めとして、コーネル大学、ペンシルバニア大学など、多くのアメリカの大学が上位にランクインしています。そういうわけで獣医学の最先端はアメリカにあると言われています。

世界で最初の獣医学校!〜フランス編〜

フランスの獣医学校は農務省に所属していて、4校のみが獣医学校とされており、その4校は以下の通りです。

  • パリ近郊のアルフォール獣医大学校
  • 世界で最初のリヨン獣医大学校
  • 南部のトゥールーズ獣医大学校
  • ロワール河河口の街ナントに新しく儲けられたナント獣医大学校

これらの大学では毎年460名程の学生を受け入れています。フランスの獣医学教育は7年間で、獣医師になるためにはまず『バカロレア』と呼ばれる共通資格試験にパスしなければなりません。その後、獣医大学校志望者(2500名)の準備学校に2年間通い、2回だけ獣医大学校へ進学するための試験を受験できます。

フランスの医学部や薬学部の学生は、バカロレアさえ合格すれば、自分の希望する大学に無試験で入学できるのに対し、獣医学校はそれよりも入るのが難しいので、フランスでは獣医師の地位は非常に高く、医者よりも上に扱われます

入試方法がユニーク!〜オランダ編〜

オランダには獣医学部は国立ユトレヒト大学に1つだけしかなく、1学年の定員は約220名です。 日本と同様に6年間の教育課程ですが、入試の方法はとてもユニークで、大学受験資格を持った希望者1200人前後の中から、約220名程の合格者をなんとくじ引きで決めます!その合格者のうち女子生徒の占める割合は70%を越えます。

そんな入試方法で大丈夫なのかと思ってしまいますが、オランダの獣医学教育の質は、AVMA(米国獣医師会)とEAEVE(欧州の獣医学教育評価機関)によって国際的に認められており、非常に優れた獣医師を輩出しています。またユトレヒト大学の獣医学は、QS世界大学ランキング2019で3位にランクされています。海外ってレベル高いですねー!

獣医師になるための海外の大学は優秀

講義中に手をあげる大学生たち

いかがでしたでしょうか。海外の獣医学校の実情を知れたのではないかと思います。

特にくじ引きの入試は驚いた方も多いのでは。この他にもおもしろそうな大学は多々あると思いますので、ぜひ一度調べてみてはいかがでしょうか。

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