動物病院で働く獣医師って、忙しいイメージがありますよね。特に女性獣医師にとっては、結婚は大きな問題の１つ。

「仕事ばっかりやってたら、あっという間に30才過ぎちゃったんだけど、どうしよう？」

「出会いもないけど、時間もない！」

「同業者以外と出会うには、どうしたらいいの？」

そんな悩みに応えるべく、現役の臨床獣医師であり現在婚約中でもある筆者が、30歳過ぎた頃から婚活を始めてパートナーができるまでの体験談をお伝えします。

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動物病院で働く女性獣医師ならではの苦悩とその対策

2020年6月9日

婚活において女性獣医師が直面する問題

社会に出て婚活を始めたときに、女性獣医師が直面する問題には次のようなものがあります。

年齢

婚活市場において、残念ながら30歳過ぎた女性は需要が減る傾向にあります。

ある程度社会経験を積んだ女性獣医師がいざ婚活しようと思ったとき、まず当たるのが年齢の壁です。

年収

次に年収の問題もあります。

動物のお医者さんと聞くと、人の医師と同じくらいの収入を期待されることもあるのですが、実際にはその半分もありません。

今の時代、パートナーに高収入を期待するのは女性側だけではないようです。

学歴

一般的に高学歴の女性は男性に好まれない傾向にあります。

獣医師と聞くとちょっと怯んだり引かれたりすることもあります。

美意識

特に臨床の現場で働く女性獣医師で、バッチリ化粧をしたりお洒落に熱心な人は少ないです。

普段の仕事はそれで良くても、婚活の場では「女子力が低い」「地味な印象」とマイナスイメージを与えてしまうこともあります。

仕事内容

獣医師の仕事は、決して甘いものではありません。

動物に噛まれたり引っ掻かれたりして怪我をすることもあれば、汚物がかかることもありますし、夜間や休日に処置を行なうこともあります。

女性獣医師にとっては辛いことですが、そういった働き方や仕事内容が受け入れられない男性がいるのも事実です。

小動物臨床獣医師として働きながらどのように婚活したのか

ネット婚活を利用する

いわゆるマッチングアプリや婚活サイトと呼ばれるものに登録し、公開されたプロフィールやメッセージのやり取りを基にお相手を探していきました。

ネット婚活だと休日や仕事帰りといった隙間時間を活用でき、職種や年齢、年収、学歴、容姿等で敬遠するような方とは初めからやり取りする必要がないので効率良く婚活することができました。

閑散期に集中して婚活する

せっかくネット上で上手く行っても、仕事が忙しいと関係が発展しにくくなります。

動物病院の仕事が比較的暇な冬の時期に交際まで発展すべく、集中して婚活しました。

知り合いには極力バレないようにする

こちらは真剣に結婚相手を探していても、ネット婚活には良いイメージを持たない方も多いです。

「真面目な動物のお医者さん」でいるために、極力周囲にはバレないように注意しました。

獣医師が婚活するときに気をつけたほうがいいこと

ウソはつかない

もう少し若ければ、もう少し収入が高かったり低かったりすれば、もう少し男ウケしそうな学歴だったら…。

そう思う気持ちも分かります。

でも、その場しのぎで誤魔化しても良いことはありません。

お互いのためにも、正しい情報を早めに開示しましょう。

仕事の話は慎重に

守秘義務の観点から個人情報に当たることはもちろん口外してはいけませんが、仕事の内容によってはこちらの想像以上にショックを与えてしまうことがあります。

同業者以外と話す内容については慎重に検討しましょう。

急に予定変更があったときは誠実な対応を

急に仕事が入ることも、予定をキャンセルせざるを得ないことも、臨床獣医師にとっては当たり前のことですが、相手にとってはそうではありません。

相手の気持ちに寄り添い、誠実に対応するようにしましょう。

まとめ

アラサーを過ぎた女性獣医師が、動物病院で働きながら婚活するのは簡単なことではありません。

しかし、効率良く出会いの場を広げながら自分に合った相手と出逢うことは可能です。

獣医師として働くことに誇りを持ちながら、プライベートも充実させていきましょう。