・老犬介護士の定年に興味がある人
・動物に関わる仕事を知りたい人
快適な老犬ライフのために老犬介護士は存在しています。また飼い主さんの肉体的・精神的負担を軽減するために注目を集めている職業ですね。
ところで老犬介護士は何歳まで働けるものなのでしょうか?また気になる定年についても解説していきたいと思います。
基本的に年齢の区切りはない
最初に結論から言えば、老犬介護士に何歳まで働けるという区切りはありません。もちろん所属する団体によって違いは出てきますが、体が動く限りは働くという方も多いようです。
体力より知識を必要とする仕事
まずドッグトレーナーやハンドラーと違って体力はさほど必要とはしません。シニア犬はあまり活発に動きませんし、寝たきりになる犬も多いからです。
むしろ体力より、知識や経験のほうに比重が置かれやすいと言えるでしょう。
毎日の運動量や食事の内容を管理し、健康状態を絶えず把握することが大切ですから、経験に基づく観察力こそ重要なのです。
知識や経験は、年齢を重ねるに従って蓄積されることはあっても減ることはありません。たとえ高齢の老犬介護士であっても活躍できる可能性は高いのです。
団体に所属していれば定年もあり得る
老犬介護を生業とする団体や企業に所属している場合、定年もしくはそれに準ずる形で退職することも考えられるでしょう。正社員や正職員といった待遇の場合、決まった定年制があるためです。
そのいっぽうでいったん退職したとしても嘱託として再雇用されたり、パートやアルバイトといった待遇で雇用されることも多いのです。
人生のセカンドキャリアとしてトライする人も
傾向として、動物系専門学校で学びつつ、老犬介護の世界に飛び込もうとする人はあまりいないようです。どちらかといえば一般の方が認定資格を取り、老犬介護士としてセカンドキャリアをスタートするケースが多いのではないでしょうか。
愛犬の介護をきっかけに老犬介護士になる人が増えている
一昔前に比べれば、シニア犬や老犬に対するケアのレベルが上がり、それに関する知識も一般的になりつつあります。また誰でも通信講座を受けられるため、老犬介護士の資格を取得する人も増えてきているのです。
特にシニア~高齢となった愛犬を介護するために、より専門的な知識を得たいというニーズが高まっており、定年を迎えた方や、一般の主婦が老犬介護士としてセカンドキャリアをスタートさせるケースも増えています。
独立・開業も視野に入れる人も
老犬介護士の資格を取得するものの、特に職業として生業にしていない方も多いとされています。しかし実際には老犬介護のニーズは年々高まっており、老犬ホームやデイサービスなどの介護業務をこなす団体や企業も増えているのです。
職員として業務に携わることも良いのですが、培った経験を活かして独立するケースも考えられます。今でこそニッチな業種ですが、将来的に見て有望な業界だと言えるでしょう。
老犬介護士は老犬介護を広く認知させる仕事
人間と同じで犬も年を取るものです。飼育環境やフードの改良によって犬たちの平均寿命も大幅に伸びていますから、今後は介護が重要になってくるのは疑いのないところでしょう。
しかし、そんな専門的知識をみんなが持っているわけではありません。専門教育を受け、介護の経験を積んだ介護士の重要度は増していくのではないでしょうか。
たとえ年齢を重ねたとしても、まだまだ一般的ではない知識や技能を社会へ広く認知させることは大切な仕事なのです。