・装蹄師の就職先や活躍の場について知りたい人
・馬と触れ合うお仕事を探している人
装蹄師の働き方は、勤務装蹄師と開業装蹄師の2種類が代表的です。
勤務装蹄師は、一般的なサラリーマンと同様に組織に所属して働きます。
対して開業装蹄師は自営業者です。
将来的に独立を視野に入れている場合は、ベテラン開業装蹄師のもとで経験を積むのもひとつの方法でしょう。
全国の競走場や乗馬クラブ、育成牧場など、馬のいる場所で装蹄師の活躍が期待されます。
装蹄師の就職先の種類とは
装蹄師の就職先にはどのような種類があるのかを、働き方の観点からそれぞれ紹介していきます。
勤務装蹄師として働く
一般的なサラリーマンと同様に、特定の組織に所属して働く装蹄師を、勤務装蹄師といいます。
位置づけとしては技術職に該当するでしょう。
勤務装蹄師は、所属した組織の基準に則った福利厚生を受けられる点が特徴です。
具体的な就職先としては、JRA(日本中央競馬会)やNAR(地方競馬全国協会)、乗馬クラブなどがあげられます。
開業装蹄師として
装蹄師のうち開業装蹄師は、自営業者に当てはまります。
将来的に独立して働くことを想定しているのであれば、経験豊富な開業装蹄師のもとで修業を積むのが一般的です。
また開業装蹄師の収入額は、仕事の依頼数によって変化します。
熟練した技術を持つ開業装蹄師のもとでの勤務は、装蹄の技術だけではなく、経営の観点についても多く学べるでしょう。
馬がいるところに装蹄師の活躍の場あり
装蹄師が活躍できる場所はどこかを順番に解説していきます。
装蹄師の活躍の場①競走場
馬の競走場は、北は北海道から南は九州まで全国津々浦々に存在します。
競走場では、これからレースを迎える競走馬や、その予備軍にあたる馬が、装蹄や削蹄の対象です。
装蹄師の活躍の場②乗馬クラブ
乗馬クラブもまた、装蹄師の活躍の場です。
乗馬クラブも競走場と同じく全国各地に存在します。
観光乗馬を扱う乗馬クラブもあれば、本格的な競技馬術施設もあるなど、扱う内容はさまざまです。
装蹄師の業務内容としては、競走場と同様に馬の装蹄や削蹄が中心となります。
装蹄師の活躍の場③育成牧場
育成牧場とは、人が乗ることができるように馬を訓練する牧場です。
またレースに必要な力をつけるためのトレーニングも実施されます。
デビュー前の競走馬に携われる点が、育成牧場の特徴といえるでしょう。
育成牧場においても、馬の装蹄や削蹄がおもな業務といえます。
装蹄師の働き方には、それぞれ異なる特徴があります。
また勤務先によって特色はさまざまです。
一人前の装蹄師になるには、長期的な努力が必要といえます。
勤務先選びは慎重におこないましょう。