馬専属の靴職人?装蹄師の仕事内容とは

この記事はこんな人向け!
・装蹄師に興味がある人
・装蹄師の仕事内容について知りたい人
・馬と触れ合うお仕事を探している人

装蹄師とは、馬の蹄鉄を調整・管理する専門職です。

削蹄や装蹄のほか、馬に起きがちな脚のトラブル解消にも貢献します。削蹄とは蹄を削って整える作業です。

削蹄剪鉗(さくていせんかん)という専用道具でおこなう削蹄は、注意力と集中力を要します。

装蹄は蹄鉄を蹄につける作業で、馬それぞれに合った装蹄を施すことが重要です。

いずれの作業も職人技といえるでしょう。

装蹄師の仕事内容とは?

装蹄師の仕事内容の概要を順番に紹介していきます。

馬の靴ともいえる蹄鉄を調整・管理

蹄鉄とは馬の蹄の下に取り付ける金具です。

蹄鉄には摩滅を防ぎ、馬の蹄を保護する役割があります。

脚を支える蹄鉄は、馬の靴といえるでしょう。

装蹄師のおもな仕事は、蹄鉄を調整し管理することです。

具体的な内容としては、削蹄や装蹄があげられます。

装蹄師は、いうなれば馬専属の靴職人といったところでしょう。

馬の脚のトラブル解消にも貢献

細く長い馬の脚は、美しい反面とても繊細です。

骨折や捻挫、関節炎などのトラブルを起こしがちといえます。

装蹄師は馬の脚のトラブル解消にも携わる仕事です。

解剖学や運動学といった専門知識の観点に基づいて、脚の負担軽減に努めます。

装蹄師の仕事内容をもっと詳しく!

装蹄師のおもな仕事である削蹄と装蹄について、詳細をそれぞれ紹介していきます。

装蹄師のおもな仕事①削蹄

削蹄とは伸びた蹄を削り、整える作業のことをいいます。

人間でいうところの爪切りをイメージするとわかりやすいでしょう。

削蹄にあたっては、削蹄剪鉗(さくていせんかん)という専用のニッパーを使用します。

削蹄剪鉗はとても重く、扱いが難しい道具です。

また削蹄では、削蹄剪鉗のほかにナイフやヤスリも併用します。

蹄を削り過ぎてしまうと取り返しがつかないため、つねに注意が必要です。

削蹄は集中力を要する作業といえるでしょう。

装蹄師のおもな仕事②装蹄

削蹄とあわせて装蹄師のおもな仕事といえるのが、装蹄です。

装蹄とは蹄鉄を蹄につける作業をいいます。

蹄鉄の交換は1ヶ月を目安におこなうのが特徴です。

装蹄は、古い蹄鉄を外し、蹄を削ったあとに新しい蹄鉄を装着させるという流れが一般的でしょう。

装蹄後の馬の様子を観察し、不具合がないかを確認することも大切な業務の一環です。

装蹄には、馬それぞれの蹄の形に合わせた装蹄が求められます。

そのため装蹄師は、さながらオーダーメイドの靴職人といえるかもしれません。

人間に靴が必要であるように、馬には蹄鉄が必要となります。

馬の生命線ともいえる脚を適切に守るために、装蹄師は欠かせない存在といえるでしょう。