犬が好きでたまらない人の中にはドッグトレーナーを目指したいと考えている人は意外に多いのではないでしょうか。
相応の資格が必要だったり、専門学校に通うことが必須なのでは?と思われがちなのですが、独学のみでドッグトレーナーになることは可能なのでしょうか?
また独学で目指す場合のメリットやデメリットなども解説していきましょう。
目次
ドッグトレーナーになるために必要なこと
まずドッグトレーナーになるために必要なこと・大切なことを説明していきます。
国家資格は存在していない
ドッグトレーナーになるための国家資格は存在していません。簡単に言うと、やる気や情熱さえあれば誰でもできる仕事です。
ただしドッグトレーナーに関する各種団体では独自に「認定資格」を設定していることが多いため、外部に広く認知してもらうために取得するという方が多いようです。
経験や知識
ドッグトレーニングを体系的に学ぶためには、専門学校へ通ったり、専門講座を受講することがベターでしょう。
しかし実際にトレーニングで役に立つのは、犬種や個性に合わせたフレキシブルな知識や経験です。それぞれの犬に合わせたしつけやトレーニング法を理解しておくことが大切だと言えるでしょう。
また犬の行動原理を本当に理解するためには、独学で実技や実践を積み重ねていくことが必要です。
独学のメリット
現在活躍しているドッグトレーナーの中には、独学だけで知識や経験を積んできた方がたくさんいらっしゃいます。
専門学校等に通うより独学で勉強した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
経済的な負担が少ない
例えば専門学校に通った場合、その学費は年間数十万円になるでしょう。また期間も2~3年程度となるため、経済的負担が少なくありません。
独学で知識を身に付けようとした場合、専門書の購入だけで済みますから、必要最低限の費用だけで済むのです。
自分の時間を有効活用できる
時間に縛られることがないため、自分のペースで勉強することができます。例えば普段仕事をしている場合でも、帰宅後に勉強したり、休日の空いた時間を活用して学ぶことができるのです。
またペットサロンやペットショップなどにお勤めの方なら、仕事の中で実技が身に付いていくというメリットもあります。
独学のデメリット
独学でドッグトレーナーを目指す場合、あくまで自分の力だけで知識や経験を積んでいかねばなりません。しかし、それがデメリットになることもあるのです。
すべて自分で学んでいく必要がある
専門学校であれば、トレーナー専門の講師やプロがわかりやすく指導してくれますが、独学の場合はそれができません。
必要な教材を揃えることも然り、わからないことがあっても全て自分で解決法を探さなければなりません。悩んだ時に相談できる人がいないということが大きなデメリットとなるわけです。
犬と触れ合う機会が少ない
専門学校であれば多くの犬と接する機会もあるわけですが、独学の場合、その機会はあまりないと言えるでしょう。
少しでも犬と触れ合う機会を増やすために、保護犬団体のボランティアをするなどして経験を積んでいくことがベストでしょう。
就職のチャンスが少ない
専門学校へ通った場合、少なからず就職のサポートはありますが、誰にも頼らない独学の場合、自分で就職先を見つけなければなりません。
認定資格がない分、多少の不利はあると思いますが、重要なことは本当に情熱・やる気があればドッグトレーナーとして活躍できることも夢ではありません。