・私立大学の獣医学部について知りたい人
・動物の命を救う仕事に関心がある人
現在、日本に獣医学部を設置している大学は17校あります。
その内訳は、国立大学が10校、公立大学が1校、私立大学が6校です。
今回は全国の私立大学にある獣医学部に焦点をあて、それぞれの特徴を紹介していきます。
全6回にわたってお送りいたします。今回は北里大学について紹介します。
北里大学(青森県十和田市)
1年次は神奈川県相模原市のキャンパスで学び、2年次より十和田キャンパスで学びます。
世界的な細菌学者である北里柴三郎を学祖としており、広大な青森の大地で動物科学を学べる大学です。
実践能力を育てる体系的カリキュラムが特徴で、社会が求める実践的な能力のある人材を育成するため、20もの研究室による教育・研究体制がとられています。
研究室は「生体機構系」「予防衛生系」「臨床系」の3系に分かれており、学生の興味や学びのテーマに合った専門的な教育を受けることができます。
獣医療の充実はもちろん、食の安全確保や公衆衛生分野など網羅し、幅広く効率的に学べるカリキュラムになっています。
北里大学は日本で初めて哺乳動物の体外受精に成功した実績を持っており、繁殖技術の高さも注目されています。
またヒトと動物の健康と福祉への貢献を目的に、ウイルスから大型動物まで幅広く生命科学を追求し、遺伝子から地球規模までを視野に入れた教育を行っています。
過去20年間の獣医師国家試験の平均合格率は、私立6獣医系大学の中で第1位と高い合格率を誇っており、資格取得へのカリキュラムの充実度が伺えます。
毎年数多くの獣医師を送り出しており、全国にいる40000人の獣医師のうち、1/10にあたる4000人が北里大学の卒業生です。
偏差値は40.0〜57.5となっています。
・北里大学 https://www.kitasato-u.ac.jp/vmas/major/veterinary-medicine
・大学受験パスナビ https://passnavi.evidus.com/