・水族館飼育員の1日について知りたい人
・水族館関連の仕事を知りたい人
水族館の飼育員は憧れの職業です。
しかし実際は、「水族館の飼育員ってどんな仕事してるの?」「どうせ、水族館の飼育員って生き物の飼育をしているだけでしょう?」などと思っている人も多いと思います。
そんな、水族館の飼育員の仕事について、ご紹介します。
水族館の飼育員の一日
水族館の飼育員の一日って、どのように過ごすのでしょうか?
水族館の飼育員に憧れている人でも、バックヤードで飼育員が行っている仕事を見る機会がないので知っているは少ないです。
では水族館の飼育員の一日を、仕事内容とタイムスケジュールでご紹介します。
仕事内容
水族館の飼育員の仕事は、生き物の飼育(餌やりや水槽や獣舎の掃除)が主になります。
「ツアーガイド」や「ふれあい水族館での案内」など来館されるお客さまの対応なども仕事になっていることがあります。
もちろん、ショーや展示の企画・運営まで飼育員の業務になっているのです。
主になる仕事は水族館の生き物達が元気に生活できるように飼育することになります。
バックヤードで業務をこなすことが多いのでお客さまが目にすることは少ないです。
仕事内容としては、生き物の餌を作り、餌を与え、水槽や獣舎など生き物が生活する空間を清潔に掃除します。
特に大切なのは、生き物たちの健康管理です。
餌やりや掃除の時に生き物の健康観察をして、体調変化に気がつくよう心がけて飼育します。
生き物相手なので、手抜きや怠けることは許されません。
もし、飼育員が手を抜けば生き物たちの体調に現れ、水族館自体の存続を脅かすこともあります。
では、具体的に、水族館の飼育員の一日はどのように送られるのでしょうか?
一日を基本的なタイムスケジュールで見ていきたいと思います。
タイムスケジュール
08:00~ 出勤、見回り、水槽・健康チェック
- 生き物相手なので、朝は早めのスタートです。
- 出勤したら最初に身支度(作業着)を調える。
- 生き物たちを見回りし、異常がないか健康チェックを行う。
09:00~ 水槽や獣舎などの掃除、餌作り
- 生き物が生活する大切か空間を掃除する。
- お客さまの目線で汚れているところがないか確認して掃除を行う。
- 生き物が食べる餌を用意します。
- 生き物たちそれぞれ種類や大きさも異なるので、個々にあわせて調餌する。
10:00~ 開館、生き物の管理・治療・処置
- お客さまが入り始めたら水族館の飼育員はバックヤードで仕事を行う。
- 生き物たちの生態に異常がないか、健康に過ごしているかチェックする。
- 異常を見つけたときには、薬を投与したり獣医に相談したり対処する。
12:00~ お昼休み
- ゆっくり1時間休憩できる場合もあるが、体調が悪い生き物がいる場合には治療や処置のため短時間の食事で切り上げるときもある。
13:00~ 水槽(予備)の掃除、生き物の生態管理、餌やり
- バックヤードには予備の水槽が多数ある。
- 生き物たちの治療や餌付けなどのために使われる大切な水槽なので清潔にするために掃除する。
- お客さまが見るメインのすいそうの掃除も行う
- 餌を与えながら、食欲や体調の確認を行う
15:00~ 餌作り、水槽・水質管理
- 一度では与えきれないので再度、餌を用意する。
16:00~ 餌やり、健康チェック
- 餌を与えながら、生き物たちの体調チェック
17:00~ 閉館、館内掃除、健康チェック、水槽・水質管理
- 閉館後、館内の掃除、生体の健康チェック、水温・水質チェックを行う
18:00~ 帰宅
- 開館から1時間ほどで定時を迎える。
- 体調が悪い生き物がいるときや、生き物の出産や怪我などで残業になります。
タイムスケジュール以外にも、生き物たちの体調チェックや体調管理は常時行っています。
また、生き物達の飼育や繁殖や環境について勉強や研究を行うのも水族館の飼育員の仕事です。
暇を見つけて、隙間時間で学んで自己啓発を行っています。
まとめ
水族館の飼育員の一日について、仕事内容とタイムスケジュールでご紹介しました。
- 水族館の飼育員の仕事は生き物の飼育と管理が主になる。
- 水族館の飼育員の仕事は、生き物相手だから手が抜けない。
- 生き物のの生体や繁殖について勉強するのも水族館の飼育員の仕事になる
一日中、いそがしく働いている水族館の飼育員ですが、仕事が大変な分やりがいも多く感じます。
水族館の飼育員になりたいと思っている人の参考にしていていただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。