フリーランス獣医師が語る!現代の獣医師へ働き方の提案

はじめまして!私、フリー獣医師の森田と申します。

臨床3年目ですが勢いで独立し、現在、勤務医として5病院、副院長として2病院を掛持ちで働いているという、ちょっと変わった働き方をしています。

カッコ良く言えばフリーランスの獣医さん!カッコ悪く言えば変な獣医さんです!

獣医師や動物看護師を目指す学生の皆さん、現在ご活躍されている獣医さん&動物看護師さん、動物病院の院長先生方へ

少しでも役立つ情報を提供したいという信条の元、新しい働き方の現状について発信していきたいと思います!

よろしくお願い致します!

「動物病院の現状」

早速コラムに移ります!

自分の話をする前にまずは動物病院の現状についてお話させてください。

動物病院の65%が院長1人だけで回している

現在、日本の動物病院に務める獣医師の数がこちら。

動物病院の獣医師の勤務人数のグラフ

65%もの病院が、院長先生1人で動物病院を回しているんですね〜

というのも、従来、獣医さんの卒後のキャリアは、5〜10年くらい勤務医として修行した後、

  1. 動物病院を開業
  2. 専門医として動物病院と提携

というざっくり2パターンに分かれていました。

「勤務医だけでは食ってはいけない」

が業界としての暗黙の了解で、その結果、全動物病院のうち65%もの病院が獣医師1人という現状です。

病院側からすると、せっかく獣医さんが育ってもみんな独立しちゃうんですね。

それもそのはず。

一昔前までは犬猫の飼育頭数がどんどん増え、動物病院が足りていなかったわけで、獣医さんのお仕事は、「動物病院を建てること」だったわけです。
(今でも動物病院が足りていない地域では同じことが言えます)

現代の都心部では動物病院は飽和状態に

しかし現代はどうでしょう。

少なくとも都心部では動物病院は飽和状態にあり、皆さんご存知の通り犬の飼育頭数は減少傾向にあります。

もう皆さんお気付きかもしれませんが、僕たちの世代ではキャリアの最終形態として「動物病院を建てる」ことが、世間や患者さんにとって不要になりつつあります。

『動物病院そのもの』の需要が減っているのです。

さらに言えば、このまま動物病院を建て続けると近い将来「患者の奪い合い」という医療とはかけ離れた領域に頭を悩ませなければいけなくなります。

現在の問題点の鍵は「シェア」

個人的な意見で恐縮ですが、果たしてそれは『獣医師のあるべき姿』でしょうか?

この問題のボトルネックは「開業しないと食っていけない」という古い常識です。

現在グループ病院など、資金力のある病院は率先して獣医師のQOLの底上げを行なっています。

しかし、65%の街の動物病院はどうでしょう?

このまま激化する競争に巻き込まれ、闘い、生き残るしかないのでしょうか?

僕はそうは思いません。

上の世代の獣医さん達は「動物病院を作る」という偉業をやってのけました。

僕たちの世代には「獣医師のキャリアを広げる」ことが求められているのだと思います。

動物病院が飽和し、獣医師や動物看護師が貴重な時代、

「動物病院が獣医師をシェアする」ことが解決のカギです。

僕もまだまだ未熟ではありますが、新しい獣医師のキャリア、働き方の幅を広げようと画策中です!

ここから先は前例のない世界です。

皆さんそれぞれが思う『獣医師の働き方』を心から応援しています。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

フリーランス獣医師・動物看護師を依頼したい動物病院様、もしくは、フリーランス獣医師・動物看護師になりたい方、ぜひお気軽にご相談ください。

プロフィール

  • 森田慶
  • 2016年 麻布大学卒業
  • 臨床3年目にシェアする獣医師「Independent Vets」を開業し、2病院で副院長、5病院で勤務医として働く。
  • ビールとチーズが大好きで、生まれ変わったらビールになりたいと願っている。
  • Twitter: https://twitter.com/Jyellowgorilla
  • note: https://note.mu/ivet

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUTこの記事をかいた人

morita1

2016年 麻布大学卒業 臨床3年目にシェアする獣医師「Independent Vets」を開業し、2病院で副院長、5病院で勤務医として働く。 ビールとチーズが大好きで、生まれ変わったらビールになりたいと願っている。