野生動物調査員の仕事内容とは?④

この記事はこんな人向け!
・野生動物調査員に興味がある人
・野生動物調査員の仕事内容について知りたい人
・自然や動物が好きな人

日本は先進国の中でフィンランドに次いで森林面積の高い国です。

その豊かな自然と、そこに生息している野生動物の環境を守るため野生動物調査員がいます。

野生動物調査員の具体的な仕事内容や、どのように就職するかなどを詳しくみていきましょう。

全6回にわたってお送りいたします。今回は野生動物調査員のなりかたを紹介します。

野生動物調査員になるには

野生動物調査員には必須とされる資格はありませんが、専門知識を必要とする仕事のため、大学でさまざま知識を学んでおくことが大切です。

学部としては生物学、畜産学、農学、地理学、コミュニケーション学などの出身が多く、動物だけでなく植物も生態系への影響が大きく調査対象となり得るため、環境保全や環境社会学などを学ぶとより仕事に活かせるでしょう。

就職先としては、

・調査会社

・行政、特殊法人、

・コンサルティング会社

・NPO法人

・NGO団体

などが挙げられます。

必須資格はありませんが、取得しておくべき資格として「生物分類技術検定」があります。

生物分類技術検定は、分類の知識向上を目的としています。

また野生動物や自然環境の調査・保全を担う人材の育成、自然環境調査の精度向上への貢献を目指しています。

1〜4級まであり、3・4級は難易度が低いですが仕事として活かすには1・2級を求められます。

ただし2級までは受験資格がありませんが、1級を受験するには3年以上の実務経験など受験資格が設けられているため、就職後に取得を目指すと良いでしょう。

試験は1年に1回なのでしっかり準備をして挑むことが大切です。

野生動物調査員は求人の少ない仕事で条件が厳しい場合もあるため、取得できる資格はできるだけ取っておくとよいでしょう。

また野生動物調査員は実際に現場に出向いて調査するだけでなく、集めたデータを分析してまとめ、クライアントである事業者に提案する業務を担当することもあるため、データをまとめる能力やコミュニケーション能力も求められる仕事です。

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