・アニマルセラピストの働く上で大切なことを知りたい人
・色々な仕事の就職先を知っておきたい人
人と動物とのふれあいから、癒しは生まれます。
近年、「アニマルセラピストが医療や福祉の現場で活躍している」という話をよく耳にします。実際、アニマルセラピストの需要や将来性はどうなのでしょう?
この記事では、そんなアニマルセラピストの現状と需要、将来性について紹介します。
アニマルセラピストの現状・需要
動物と関わる仕事の中で、アニマルセラピストは、聞きなれない方も多いのではないでしょうか?実際のアニマルセラピストの現状と需要を解説していきます。
非正規雇用・ボランティア活動が多い
近年、アニマルセラピストは、医療や福祉、教育などの分野を中心に取り入れられる場面が増えつつあります。しかし、正社員として働く人はまだまだ少なく、非正規雇用やボランティアで働く人がほとんどなのが現状です。
なお、正社員として就職した場合でも、アニマルセラピストと他の業務を兼任して行うのがほとんどです。給料も業務内容に依存する場合があり、その他の知識・技術の習得が必要になる場合もあります。
欧米諸国では積極的に取り入れられている
アメリカやドイツなどのアニマルセラピー先進国では、アニマルセラピストという仕事は幅広く認知されています。また、アニマルセラピーの治療行為は公的に認められています。
欧米諸国に比べると、日本の「動物介在療法」はかなり遅れているといえるでしょう。
アニマルセラピストの将来性
アニマルセラピストとしての職業がまだまだ浸透していない日本ですが、今後の将来性はどうなのでしょう?アニマルセラピストの将来性についても解説していきます。
日本に普及するには、時間がかかりそう
今後、日本でアニマルセラピストを普及させるためには、科学的根拠に基づく結果を示すことが重要です。「アニマルセラピーが効果的である」と証明する研究データを積み重ねることによって、医療や福祉への有効性を認られ、普及が進むでしょう。
ただ、科学的根拠を証明できるエビデンスを確立するためには、相当な時間がかかります。それに伴って、アニマルセラピーが日本に普及するのは、まだまだ時間がかかると考えられます。
高齢化社会が進むにつれて、需要が高まる
日本は今後、超高齢化社会が間違いなく到来するでしょう。2050年までに高齢化率はピークの32.3%に達し、3人に1人が高齢者という時代が到来するのです。
そのため、在宅医療・訪問介護の需要が高まるでしょう。そうした場面でアニマルセラピストとして、活躍の場がさらに広がると考えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アニマルセラピストは、日本ではまだまだ職業として浸透していないのが現状です。しかし、今後は、科学的根拠のあるデータが増えたり、高齢化社会の問題が加速することで、需要が増えていくと考えられます。
アニマルセラピストに関する資格もあるので、今のうちに知識や技術を取得し、ボランティアやアルバイトなどで活動するのがよいでしょう。