・ハンドラーの1日の仕事の流れを知りたい人
・ハンドラーの仕事内容を知りたい人
ハンドラーとは、犬のことが好き・興味がある方以外は、耳にする機会が少ないことでしょう。
車の運転にはハンドルが必要ですよね?
handler:操作する人/扱う人という意味です。
動物業界でのハンドラーは犬をドックショーなどで魅力を最大限に引き出す職業の人を指します。
この記事では、そんなハンドラーの一日についてご紹介します。
ハンドラーとはどんな仕事?
冒頭で、ハンドラーはドックショーなどで犬の魅力を引き出すお仕事とご紹介しました。
ドックショーという犬の祭典において、いかに自分が引いている犬が魅力的で、知能もすぐれているのか、審査員に上手くアピールするお仕事がハンドラーの役割です。
誰でもつけるのですが資格があるほどしっかりしたハンドラーと認識されます。
「C級」「B級」「A級」「教士」「師範」と5種類の資格基準があります。
ハンドラーに向いている人
資格に合格して、やっとハンドラーと名乗れますが、実際にどういった人が向いていると思いますか?
犬が大好きであることは当然ですが、犬の祭典に頻繁に出る職業のため、「人前でも緊張しない・動じない」性格の人がハンドラーに向いているとされます。
また、ドックショー本番まで、担当する犬の魅力を最大限発揮させる準備をするため犬のあらゆる変化に気がつきやすい人が向いています。
ハンドラーの1日について
ドックショーがある場合は、朝から担当する犬と共に訓練するのはもちろんですが、イベントがない日はひたすら犬のお世話を行います。
ハンドラーとブリーディングを一緒に行っている職場が多いので、子犬の世話や犬舎の掃除、トリミングやシャンプーと訓練がセットになることが多いです。
また、健康管理もハンドラーのお仕事の大切なところです。
ハンドラーのお仕事の大変なところ
次に、ハンドラーという職業の仕事で苦労することや大変なことを紹介します。
ハンドラーには体力が必要
ドックショーに出て、その時だけ審査員に魅力をアピールすることができればいいというわけではないのです。
日々、訓練を積み重ねて、二人三脚で担当犬のパートナーになる必要があります。
そのため、なかなか言うことを聞いてくれない犬種を担当するケースでは根気強く、伝わるまで伝える必要があります。
具体的には、かみ付きぐせや大勢の犬がいる場所で、興奮しがちな犬を担当した場合、ハンドリング(操作)をする前に、そもそも癖付いていることを解消させることからお仕事がはじまるのです。
ハンドラーの精神的負担
ハンドラーとしてドックショーに出演するには2つの方法があります。
1つは、ご自身の犬をドックショーに出演させる方法。
2つめは、飼い主から依頼された犬を担当し、ドックショーに出演させる方法。
この後者のパターンに精神的負担がかかります。
せっかく料金を支払ってくれているのにもかかわらず、依頼者が満足する結果が出せなかった場合どう思われるでしょうか?
少なくとも100%の感謝で終えることは難しいでしょう。
そのため、依頼されたら完璧にしなければ、と精神的負荷がある程度かかるので大変だといえます。
ハンドラーの仕事内容まとめ
いかがでしたでしょうか?ドックショーでいつもかっこよく犬を誘導しているのがハンドラーです。
しかし、そのかっこいい姿に持って行くまでの間に、
- 健康管理
- 訓練
- トリミング
など、すごくたくさんの努力を経ているのです。
犬が大好きである前に、こつこつまじめに取り組む必要があるのがこのお仕事です。