ハンドラーはどんな練習をしている?必要な道具とは?

ドッグショーやアジリティ・競技会などで、ハンドラーは犬とぴったり息を合わせる必要があります。そのため常日頃からの練習は欠かせません。

では犬の能力を最大限に引き出すために、どのような練習をしているのでしょうか。また必要な道具などについても着目していきたいと思います。

犬は何歳からトレーニングしたらいい?

一般的なしつけや訓練は、子犬の頃からしたほうが良いとされていますが、競技会に出場する犬の場合、少し勝手が違うようです。

精神的に成熟した段階から始めるべき

犬が成長して、きちんと社会化してからのほうがトレーニングの効果は上がるようです。例えば子犬の頃にアジリティ(障害物競技)の練習をさせたところ、実際の競技でコントロールが効かなくなったという事例もあります。

犬の発育過程を考慮に入れて、1歳くらいから練習を始めたほうが良いという説があります。

競技の演目によりますが、社会化していく過程でハンドラーとしっかりした信頼関係を築くことが大事になるでしょう。

体の成長を考慮すること

体が成長途中にある段階でのトレーニングも避けた方がいいかも知れません。アジリティですとスラロームなど急激な動きを伴う練習の際、体を痛めてしまうことがあります。

体つきが成犬と同じくらいまで成長したほうが望ましいのです。

いっぽうドッグショーなど激しい動きが伴わない審査競技の場合、その犬本来の体格や美しい毛並みを見せるためにも、成犬であることが望ましいでしょう。

公認資格の概要

ハンドラーが行う練習の内容とはもちろん競技によって練習方法も違ってきます。アジリティ競技とドッグショーに絞ってご紹介していきましょう。

アジリティ競技の場合

まず基本的に犬をコントロールできるかどうかが大事です。事前練習として犬が他に気を取られている間に「フセ」「オスワリ」といったコマンドを指示します。

基本的なコマンドがきちんとできてから実際のトレーニングに入っていきます。

アジリティは走る競技ですが、人も犬も楽しめなければ意味がありません。またハンドラーは声による号令以外にもハンドシグナルという手の合図も駆使します。

目で見させて、声を聞かせた上でハンドラーの意図通りに走らせる練習をするわけです。

ドッグショーの場合

ドッグショーの場合、激しい運動は伴わないものの、犬をいかに美しく見せるかがポイントとなります。

基本的にはスタック(ショー・スタンス)と呼ばれる立ち姿勢を意識し、ステイ(キープ)でその姿勢を維持させます。

横から見て四角い箱のようなイメージが望ましいとされています。

またハンドラーと一緒に歩く歩行審査(ラウンド)もあります。犬が歩く美しさもさることながら、ハンドラーと息を合わせた動きが重視されます。

リードは極力短く持ち、上方向にピンと伸ばした方が美しく見えます。

練習のために必要な道具

ドッグショーへ出場する場合は、純粋に犬の美しさや体格、いかにスタンダードに近いかが競われますので、特に必要な道具はありません。

いっぽうアジリティ競技の場合、練習に使う道具は多種多様です。ハードルやスラローム、トンネルなど、練習用具が一通り揃っているドッグランも多いですね。

またアジリティのコースは競技ごとに違いますから、障害物を置くパターンを変えて練習する必要もあります。