・私立大学の獣医学部について知りたい人
・動物の命を救う仕事に関心がある人
現在、日本に獣医学部を設置している大学は17校あります。
その内訳は、国立大学が10校、公立大学が1校、私立大学が6校です。
今回は全国の私立大学にある獣医学部に焦点をあて、それぞれの特徴を紹介していきます。
全6回にわたってお送りいたします。今回は麻布大学について紹介します。
麻布大学(神奈川県相模原市)
日本の獣医学系大学で最多の36研究室を有し、より深い知識や専門性の高い研究を行えることが特徴です。
5つの系統から専門分野を多角的かつ総合的に学べるカリキュラムを構成しており、小動物、産業動物、公衆衛生などさまざまな分野で活躍できる獣医師育成を目指しています。
5つの系統とは、
・基礎獣医学系…動物、生命の成り立ちの基礎を学ぶ
・病態獣医学系…病気の成り立ちを学ぶ
・環境獣医学系…動物と地球環境の関わりを学ぶ
・生産獣医学系…牛豚鶏など産業動物について学ぶ
・臨床獣医学系…動物の診察、治療法を学ぶ
で構成されており、基礎から応用まで幅広く効率的に学ぶことができます。
また附属動物病院の獣医臨床センターには年間1万4千頭の患畜が来院し、日常的な診療業務から、最新の医療機器を用いた高度医療まで実践的に学べます。
産業動物臨床教育センター(LAVEC)においては最新の大型医療機器が導入されており、大型動物のさまざまな手術法を経験することで判断力や対応力を鍛えます。
偏差値は40.0〜57.5となっています。
・麻布大学 https://www.azabu-u.ac.jp/academic_graduate/veterinary/vet/
・大学受験パスナビ https://passnavi.evidus.com/
国内の私立大学は6校あり、それぞれ魅力的な特徴があります。
目指す獣医師像に近い理念の大学をよく調べるとともに、実際に見学しそれぞれの大学の空気を肌で感じることも大切です。
私立大学の充実した教育カリキュラムや施設を活用し、幅広い知識・技術を吸収することにより、ヒトと動物の健康や福祉に貢献できる獣医師を目指してはいかがでしょうか。