この記事はこんな人向け!
・酪農家になりたい人・酪農家と畜産農家の違いについて知りたい人
・動物と関わる仕事を知りたい人
畜産と酪農は、よく似ているようで違いがあります。
私たちの暮らしになくてはならない生乳や食用肉、卵などを生産している畜産農家や酪農家ですが、この2つの仕事にはどのような違いがあるのか、仕事内容も含め紹介していきます。
全4回にわたってお送りいたします。今回は酪農家についてです。
この記事は全4回
酪農家とは?
酪農は、畜産の一部門のことを指しています。
畜産農家の中の、乳製品の生産を行う農業を酪農とよんで区別しています。
酪農家の仕事は主に、乳用牛を飼育し生乳を生産することです。
取れた生乳からチーズやヨーグルト、バターなどの乳製品を生産する農家もあります。
また乳用牛の飼料となる牧草の生産も行います。
乳用牛と食用牛の違い
乳を搾る乳用牛と、食用となる肉となる食用牛では牛の種類が違います。
日本の乳用牛は主にホルスタイン種とよばれる白黒模様の牛が飼育されています。
国内で飼育される乳用牛の99%がこのホルスタイン種で、次いでジャージー牛が約1万頭飼育されています。
ジャージー牛の生乳は乳脂肪率が高く、濃厚な味わいを楽しむことができブランド価値の高い乳用牛です。
酪農家の仕事内容
酪農家には、一年を通して行う仕事と、特定の季節にのみ行う仕事があります。
一年を通して行うのが搾乳です。
搾乳は1日に2回以上行います。搾乳回数が少ないと、牛の乳頭から細菌が侵入し、最悪の場合死にいたる乳房炎という病気になってしまうことがあるため、必ず行わなくてはなりません。
また牛舎の清掃や餌やりは決まった時間に必ず行う必要があります。
特定の季節に行う仕事には、繁殖があります。
牛は妊娠し、出産をしないと乳が出ないため、毎年雌牛に妊娠・出産させなければなりません。
基本的には人工授精により計画的に出産させています。
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