ハンドラーの仕事は将来性がある?今後見込める需要とは

この記事はこんな人向け!
・ハンドラーに興味がある人
・ハンドラーという仕事の将来性を知りたい人
・どれくらい需要があるのかを知りたい人

ハンドラーと一口に言っても、犬をドッグショーにエスコートしたり、アジリティ競技に出場したりといったコンテスト出場を目指すだけではありません。

犬を訓練し、目的に応じた役目をさせることもハンドラーの仕事です。ここではハンドラーの将来性や今後の需要について説明していきましょう。

珍しい犬が日本に入ってくる可能性も

日本ではお目に掛かれない珍しい犬種を見られるのもドッグショーの魅力です。ペットブームがさらに高まることによって、そういった機会も増えていくのではないでしょうか。

世界の犬がたくさん日本へ入ってくる可能性も

世界には公認・非公認含めて700~800もの犬種があるとされています。そのうち日本で登録されているのは150種類程度ですから、世界にはまだまだ知られていない犬がいるわけです。

国際的なドッグショーが日本で開催されることも多く、今後そういった珍しい犬たちが入ってくる可能性もあります。

人々の犬への関心が高まれば高まるほどハンドラーの需要も広がっていくことでしょう。

JKC主催のドッグショーが頻繁に見られるかも

JKC(ジャパンケネルクラブ)では犬種ごとのスタンダードを定めており、今後、登録される犬が増えれば増えるほどFCI(国際畜犬連盟)や世界各国のケネルクラブの犬種標準に近づいていくことでしょう。

世界の珍しい犬を見られるのは、国内ではFCI主催のドッグショーであるため、JKCのスタンダードが増えていけば、今後はJKC主催のドッグショーが頻繁に開催されるかも知れません。またハンドラーの多くはJKC認定資格であるため、かなりの出番が期待されることになります。

ハンドラーという仕事の特殊性とは?

ドッグショーで犬をエスコートすることもハンドラーの仕事ですが、人間の役に立つ仕事を教えることも重要な仕事となります。

ファシリティドッグの養成

医療業界で近年注目されているのがファシリティドッグという特殊犬です。病院など特定の施設で活動するために特殊な訓練を受けており、患者さんの心のケアを担当しているのです。

国内にはまだ数えるほどしかファシリティドッグは存在しませんが、個々のニーズに合わせた訓練を行うことで、もっと患者さんに寄り添える医療が実現できるのです。

災害救助犬やセラピードッグの養成

JKCが認定したハンドラーと違い、災害救助犬やセラピードッグの養成を行うハンドラーもいます。

犬の訓練士という認識に近いのですが、例えばセラピードッグですと医療に精通した看護師が請け負うこともあり、訓練士とは少しニュアンスの違う職種となっています。

今後、高齢化社会が加速する日本ではセラピードッグの需要が高まるでしょうし、災害大国であるがゆえに災害救助犬の需要も大きくなっているのです。

今後高まってくる需要

犬には他の動物にはない特殊な能力があることが知られており、訓練次第では人間以上に優秀な仕事をすることも珍しくはありません。

人間と犬のかかわりや、共生化が進むにつれて、犬を訓練するハンドラーの需要も高まってくるはずです。

また人々の犬に対する興味や関心が高まるにつれ、犬の魅力を引き出すハンドラーの将来性も高くなっていくのではないでしょうか。

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