・厩務員の苦労を知りたい人
・厩務員という仕事を知りたい人
厩務員というお仕事を知っている方はそれほど多くないのではないでしょうか?厩務員は競争馬を支えるお仕事なのです。
厩務員になりたいと思う理由は様々だと思うのですが、実際に働くまでに厩務員とはどのようなお仕事なのか?厩務員でつらいことは何なのか?を知っている事で心構えができます。
今回は、厩務員で苦労している事やつらい仕事内容についてお話していきます。
厩務員ってどんな仕事?
厩務員になりたいと勉強をしている方はもう知っているかもしれませんが、厩務員のお仕事は早朝から始まり、まず馬をウォーミングアップとしてお散歩をさせます。それから騎手が乗った状態で、走ります。
その後に馬を綺麗にして、ご飯を与えるという流れの仕事内容となります。
仕事内容を聞いているだけでは「なんだ、簡単そうじゃん」と思うようなお仕事ですが、厩務員は競走馬を強い馬に育てるために、毎日1日中馬に付き添い、お世話をする大変なお仕事なのです。
厩務員はつらいことばかりじゃない
厩務員は1日中馬のお世話をしなければいけない為、自分のために持てる時間はごくわずかです。1日中馬の事を考えて行動するため、自由な時間がなくてつらいという方もいらっしゃるそうなのですが、そんな厩務員でも大きなメリットはあるのです。
厩務員としての能力が優秀と判断された場合、馬の担当をお願いしたいと言われる事もあり、担当の馬を持てば、その分お給料のアップも見込めます。
厩務員のお仕事の中にはつらい仕事もあるのですが、担当の馬を持てる可能性がある事、担当の馬がレースで1位を取ったら、プラスで報酬が貰えるなどが大きなメリットとして、厩務員を続けている方もいるそうです。
厩務員で苦労している事やつらい仕事
では、厩務員をしていて、苦労すること、つらい仕事についてご紹介します。
臭いに慣れるまでに苦労した
厩務員になると、厩務員用の住居に暮らす事となります。働く場所によっては、近くにマンションがあり、そこに暮らす場合もあります。厩務員用の住居は多くの場合、厩舎の近くにあるため、家の中まで馬の臭いが充満してしまいます。
その臭いの強さは、いくら香水でごまかしても外の人からすると臭くてたまらないと言われるほどの臭いの強さだそうです。
慣れてしまえば、本人は気にならなくなるそうなのですが、慣れるまでが苦労したという方が多いようです。
不規則な仕事時間
早朝から深夜まで、または深夜からお昼ごろまで馬のお世話をする事もあります。担当する競争馬の数によっては、時に12時間以上のお世話になる事もあります。馬の体調や様子を見ながらのお世話になるので、自然と毎日不規則なお仕事時間になってしまいます。
休みが少ない
日本では、労働基準法という労働者を守る為の法律がありますが、牧畜や家畜業に関してはこの法律は当てはまりません。
馬の調子が良くなくて、ケアをしなければいけない、体調チェックをこまめに行わなければ気が済まない・心配など、お休みの日でも厩舎にやってくる方もいらっしゃいます。
そうすると、自然と休日が減ってしまい、身体を休める時間も減ってしまう事となります。
まとめ
いかがでしたか?
厩務員は命を扱う仕事で、その分責任も重大となります。つらい仕事ではありますが、つらい事や苦労がある分、担当している競走馬が良い結果を残した時の喜びは大きいです。この感覚を糧にして頑張っているという方が厩務員には沢山いらっしゃいます。
つらい事も苦労する事も知ったうえで、それでも厩務員になりたい!という方ならきっと大丈夫です。一度挑戦してみてはどうでしょうか?