・ドッグトレーナーにどのような種類の働き方があるか知りたい人
・雇用形態で職業を選びたい人
ドッグトレーナーの仕事には様々な働き方があり必要とされるスキルや知識も異なります。
今回はドッグトレーナーとしてどのような働き方があるのかという点や気になる雇用形態についてくわしくご説明させていただきます。
ドッグトレーナーの仕事の種類は多種多様
ドッグトレーナーの仕事は訓練、しつけの対象となる犬によって様々な仕事の種類があります。これからの進路を考える時は、まず自分がどんな種類の仕事をしてゆきたいのかをはっきりと考えてみましょう。
ドッグトレーナーの仕事は、
- 警察犬訓練
- 災害救助など特殊使役訓練
- 盲導犬の育成
- セラピー犬の育成
- 家庭犬(ペット)のしつけ
に大きく分類できます。警察犬や盲導犬の訓練に就くにはドッグトレーナーとして大変高度な技術や経験、知識はもちろん忍耐力や訓練に合わせて生活スタイルも求められます。
一方家庭で暮らすペットのためのしつけは生後間もない子犬にトイレや甘噛み防止のしつけをしたり、無駄吠えの解消など飼い主さんのお困りごとを一緒に解決する役割を担います。
どちらもドッグトレーナーと呼ばれる仕事ですがその内容はまるで異なっているので、まずは自分の目指したい方向性を見極めてみてください。
なかなか具体的な仕事の様子が想像できないという場合は、訓練所や専門学校、しつけ教室などを見学に行ってみると自分の将来像に近いかどうかを考えるきっかけができるでしょう。
仕事で大きく違うドッグトレーナーの働き方
ドッグトレーナーの働き方もどんな犬への訓練を仕事にするかで大きく変わってきます。
警察犬や盲導犬、特殊使役を担当する犬の訓練を仕事にする場合、24時間寝食を共にしたり、訓練所に住み込みで仕事をすることもあります。
一方のペットを対象とする仕事の場合、ペットショップの営業時間に合わせ出勤をして、週休2日という働き方も珍しくありません。
ただペットを対象とした場合、たいていのお客様は週末の来店を希望されるので土日祝日は仕事のために時間を確保することはあらかじめ覚悟が必要です。
正社員になれる?ドッグトレーナーの雇用形態
就職を考えるとき一番気になるのは正社員になれるかどうかですね。ドッグトレーナーの仕事において100%正社員採用はほぼありません。
なぜならドッグトレーナーの仕事は知識だけでなく実技や経験も必要とされるからです。新卒者が即戦力として活躍できる仕事ではありません。一人前と呼ばれるまでに成長するまでに数年かかることもあります。つまりこの見習い期間中は先輩トレーナーから指導を受ける期間ですから雇用形態もアルバイトや契約社員、業務委託となりがちです。
ドッグトレーナーとして一人前になり活躍するまでには、学校だけでは学べない実践での経験も不可欠です。この点もふまえこれからの進路について長期間の計画を立ててゆきましょう。