ドッグカフェを経営するうえで勉強しなければならないことは?③

この記事はこんな人向け!
・ドッグカフェの仕事に興味がある人
・ドッグカフェを経営するうえで勉強しなければならないことを知りたい人
・犬に関わる仕事に就きたい人

仕事を選択する際に、ドッグカフェの経営について考える人もいるでしょう。今ではカフェを経営する人も増えていますが、いろいろなジャンルで開業している方が多いです。ドッグカフェもその内の1つであり、犬が好きな人は開業に合わせて計画を行うでしょう。

経営に関してはいろいろな点を押さえておく必要がありますが、その中で必要な知識について勉強しておかなくてはいけません。開業や経営を行う際にどのようなことを学習しておくべきなのか紹介しましょう。

全5回にわたってお送りいたします。今回は、必要な届出についてです。

必要な届出も出すようにする②

食品衛生責任者と飲食店営業許可

ドッグカフェの開業に当たって必要になるのは「食品衛生責任者」と「飲食店営業許可」の2つの資格です。

「食品衛生責任者」は飲食店営業許可を取るために必要な資格であり、保健所が開催する講習会に参加して、一定の履修項目を受講することで取得できます。

技能や筆記による試験があるわけではないので、簡単に取得できますが受講枠があるので早めに予約をしておくのがおすすめです。「飲食店営業許可」はカフェとして飲食を提供する際に必要なので、管轄する保健所に申請して許可をもらいます。

申請の際に何も問題なければ許可証が発行されますが、交付されるまで1週間ほどと時間を要するため、ドッグカフェの開店に間に合うように計画しておく必要があります。また、この許可は衛生面の視点から決定されることが多いです。

ドッグカフェの場合はさらに衛生面において厳しく見られるため、自治体のルールなどホームページから閲覧できるようなら確認しておくと安心できるでしょう。この2つは営業の際に必要となるため、取得できるように店舗もある程度準備できた段階で申請してください。

農林水産省や消防署への届出

ドッグカフェを経営する際は、営業方法によって届出を申請しなくてはいけないこともあります。

まず、店内で犬用のおやつやご飯を作って提供するなら、ペットフード安全法の規定によって農林水産省へ届け出を出さなくてはいけません。ドッグカフェの場合は必ず犬用の食事を作ることになるため、届出を出さずに行ってしまうと罰則を受けることになるため注意すべきです。

店内でテイクアウト用として販売したい場合も同様の届出が必要になるため、経営として仕事の幅を広げたいなら、申請して許可を得るようにしましょう。また、ドッグカフェの規模によっては、消防署での防火関係の届出も行っておくべきです。

カフェの収容人数が30人を超えてしまうと防火管理責任者という許可も必要になるため、スタッフなどをたくさん雇用して人数が多くなりそうであれば、忘れずに申請しておきましょう。

動物取扱責任者

ドッグカフェを経営するときに「動物取扱責任者」の申請も行わなくてはいけないこともあります。これは例えば、オーナーの愛犬を看板犬にしたい場合や、ドッグランなどを設置して犬の訓練なども行いたい場合に必要です。

愛犬をカフェに入れるというのは動物の提示に当たるため、この申請をせずに愛犬をお店に連れていくなら無許可営業になります。ただ、自分の愛犬を入れずにお客様の犬のみが入店するなら、申請しなくても大丈夫です。自分の店舗形態によっては申請しなくても大丈夫ですが、犬を中に提示して触れ合ってもらいたいなら、忘れずに許可を得ておきましょう。

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