酪農家と畜産農家の違いは?わかりやすく解説

この記事はこんな人向け!
・酪農家になりたい人
・酪農家と畜産農家の違いを知りたい人
・牛に関わる仕事を知りたい人

酪農家と畜産農家は、両者とも牛に関わる職業です。

しかし仕事内容や、扱う牛の品種に違いがあります。酪農家は乳牛の飼育と搾乳を中心とした業務をおこない、扱う品種はジャージー種やホルスタイン種が一般的です。

畜産農家のなかでもとりわけ食肉となる牛を扱う業種は、肉牛と呼ばれています。扱う牛のおもな品種は、交雑種や黒毛和種です。

また食肉となる牛を扱う農家は、繁殖農家、肥育農家、繁殖肥育一貫経営農家の3種類に分けられます。

酪農家と畜産農家はどう違う?

酪農家と畜産農家の違いについて、順番に解説していきます。

そもそも酪農・畜産とは?

酪農とは乳牛を育てて、飼育した乳牛から乳製品を生産することをいいます。

対して畜産とは、食品の生産を目的として家畜を飼育することをいいます。

畜産の飼育の対象となる家畜は、牛、豚、鶏、羊などです。

酪農は畜産の一部門に位置づけされ、畜産は農業の一部門にあたります。つまり酪農は畜産の一部というわけです。

仕事内容が異なる酪農家と畜産農家

どちらも牛に関わる酪農家と畜産農家ですが、仕事内容に異なる点があります。酪農家のおもな仕事は、育てた乳牛の搾乳作業です。また飼育数を一定に保つため、定期的に乳牛の人工授精をおこなう牧場もあります。

一方の畜産農家は、食肉として販売するための家畜を繁殖・飼育することがおもな職務です。畜産農家が扱う家畜は、牛や豚、鶏が一般的でしょう。このうち食肉用の牛を扱う業種は、酪農と混同しないように、肉牛と呼ばれています。肉牛では、牛を大きく育て、理想的な肉質にすることがメイン業務であり、重要事項です。

食肉用の牛を扱う農家には、繁殖農家、肥育農家、繁殖肥育一貫経営農家があります。繁殖農家では牛の人工授精や、生まれた子牛のお世話、肥育農家では肉の肥育をおこないます。繁殖肥育一貫経営農家では、繁殖と肥育の両方をまとめておこなうのが特徴です。

酪農家と畜産農家は扱う牛の品種も違う

酪農家と畜産農家は、それぞれ別の品種の牛を扱います。酪農家の扱う牛の品種は、ジャージー種やホルスタイン種がメインです。牛と聞いてまず頭に浮かぶ品種が、白と黒の模様をしたホルスタイン種ではないでしょうか。

一方、畜産農家では、和牛や肉用種と、ホルスタインを掛け合わせた交雑種や、黒毛和種をおもに飼育しています。

酪農家と畜産農家の違いについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。酪農家と畜産農家は似て非なる職業です。牛に関わる仕事を目指す場合は、それぞれの職種の違いや特性を理解することが大切でしょう。