・動物飼育員の1日のスケジュールを知りたい人
・動物園などで働きたい人
動物飼育員の1日はハードなものです。朝は早く、開園準備や動物たちの餌の準備も行います。開園後は動物たちの世話や来客対応、ショーの準備など様々なことを行います。時には、事務処理やイベント企画なども行い、動物園を盛り上げるために活躍します。動物を相手にする仕事なので、大変なこともあり、怪我をしてしまうこともありますが、動物のことを広く知ってもらうためのお手伝いができる素敵な仕事です。
動物飼育員の1日について
ここでは、動物飼育員の1日についてご紹介します。
出勤・開園
動物園などにより異なりますが、7時ごろに出勤し、園の作業着に着替えます。開園前には、開園準備だけでなく、動物たちの餌の用意、展示スペースの確認・掃除、来園者が目にする場所の掃除なども行います。動物たちの餌はかなり多く、準備にも時間かかかるためスピード勝負です。餌の準備ができたら動物たちに与えていきます。
さらに、来園された方が気持ちよく施設を見学することができるように、いろんな準備をします。
動物の世話やショーの準備・動物の餌やり
開園準備と同時進行で、動物の世話も行います。動物たちは開園前は自分たちの寝室で休んでいます。そのため、開園時に展示スペースに移動させます。
ショーの準備は開園後に行います。ショーの時間は1日に数回あることもあり、動物の訓練やショーのリハーサルなども行います。ショーは動物とのコミュニケーションが大事になるので、動物との時間を確保し、信頼関係を築いていきます。
動物によっては1日何度も餌を与える必要があるため、必要な動物には餌を与えていきます。
昼休憩
動物の世話やショーの準備が一段落した時に、昼休憩をとります。動物園は動物を扱う職場なので、急に対応しなければいけないこともあるため、空いた方から休憩をとっていきます。
来園客の対応
昼休憩をとったあとはまた現場に戻ります。担当の動物がショーに参加するのであれば、ショーの準備、動物の世話、来園客の対応、部屋の掃除、餌の準備などを行います。動物の習性や面白さを伝えるためのガイドをすることもあります。他にも動物を知ってもらうためのパネル作りや工夫をすることも多いです。
他にも、事務での書類整理や在庫管理、発注などを合間に行います。さらに、季節や動物に合わせたイベントなどを検討することも仕事の1つです。
閉園・動物の世話
閉園の時間になったら、来園客のお見送りをします。動物を寝室に戻し、餌を与え動物の体調を確認します。体重測定なども定期的に行い、体重に合わせて餌の量を変更します。展示スペースの掃除なども行い、ゴミなどもまとめて処分します。
退勤
一通り仕事が済んだら、1日に起きたことをスタッフ全員で共有するためのミーティングを行います。翌日自分が不在の時は自分がいなくても問題ないように業務日誌や引き継ぎ書類を用意しておきます。特に、動物の体調不良等はすぐに相談し、体調が悪化しないように経過を観察します。
すべての仕事が済んだあとに退勤です。繁忙期や動物の体調不良により残業になることもあります。